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土曜日の午後日帰り入浴(入浴料500円)で訪れた。茅葺き屋根の建屋がその歴史を物語っている。
玄関を入って、右手の廊下を進む。廊下は籐のカーペットになっていて清潔感があり、気持ちいい。廊下の突き当たりを左手に折れると、湯小屋になっている。
「湯滝」と称される浴場は8畳ほどで、予想していたより狭い。手前に6人サイズの湯舟とその脇に1畳ほどの洗い場がある。シャワーは無いので、湯舟のお湯を使って洗う。奥には衝立を挟んで約3mの高さにある3本の樋からとうとうと源泉が掛け流されている。スペースは広くはないので、三人ではちょっと狭い。頭や肩に当たる圧力は結構あるので、マッサージ効果も期待できるほど気持ちいい!
湯滝は、脱衣場の表示によると(源泉温度が高いため)加水しているが、温度は変化しているようで、今日は40~43℃位に感じた。湯滝の右手には1人サイズの湯舟があり、こちらには50℃位の源泉が掛け流されていて、それぞれが大きな湯舟に注がれ、一緒になり、43℃位の湯温だった。
泉質は、無色透明な含硫黄・カルシウム・硫酸塩泉。石造りの湯舟は真っ黒に変色していて大きめの白い湯の花が少量浮いている。衝立の下の方も黒色化しており、上を見上げると吹き抜けもあるし、歴史のある湯治場感が感じられた。その中にあっても湯舟は毎日の清掃が行き届いているようで、気持ちよく浸かっていることが出来た。16人が参考にしています