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指宿市の浜児ヶ水地区、集落の奥まったところで、海が見下ろせる高台に佇む共同浴場。平日の午後、利用してみました。
木造瓦屋根の風情ある湯小屋。ちなみに、浜児ヶ水と書いて、「はまちょがみず」と読みます。こちらもまた、難読温泉ですね。駐車場の入り口には、「日本一安い」と書かれた看板があります。いくら?と思いつつ中に入ると、入浴料は100円でした。料金は無人の番台へ。
棚だけの脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、湯気抜きがある高い天井で、左右に6人分の蛇口がある洗い場があります。蛇口も温泉使用で、口に含むとちょっぴりしょっぱくて、円やかな味。中央に、タイル張り内湯が2つに分割されています。共に、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(源泉名:伏目・児ヶ水 10号)がかけ流し。源泉53.0℃を、手前の6人サイズで43℃位、奥の4人サイズは41℃位で供給。基本的には、加水・加温・消毒なしなのでしょうが、奥の浴槽には蛇口があり加水も可能です。PH6.8で、やや肌がスベスベする浴感。地元の方々と思われるお客さんが次々と訪れて、なかなかの賑わっていました。このまま変わらず、ここにあり続けて欲しい。地元の方にも、観光客にも愛される温泉です。
主な成分: リチウムイオン0.8mg、ナトリウムイオン697.6mg、マグネシウムイオン37.8mg、カルシウムイオン213.5mg、ストロンチウムイオン0.9mg、マンガンイオン0.2mg、フッ化物イオン0.8mg、塩化物イオン1199mg、臭化物イオン0.3mg、硫酸イオン209.9mg、硝酸イオン2.4mg、リン酸水素イオン0.4mg、炭酸水素イオン347.6mg、炭酸イオン0.2mg、メタケイ酸206.8mg、メタホウ酸12.6mg、成分総計3094mg22人が参考にしています