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投稿日:2014年9月3日
国主を癒した名泉 (奥津温泉 名泉鍵湯 奥津荘)
きくりんさん [入浴日: 2014年7月6日 / 2時間以内]
55.0点
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吉井川沿いに建つ、昭和2年(1927年)に創業した奥津温泉を代表する老舗宿。およそ6年ぶりに、日帰り入浴して来ました。唐破風の屋根を持つ、風格ある玄関。木造2階建ての建物は、昭和初期の建築です。棟方志功も、好んで訪れていたのだとか。
入浴料1000円は帳場で。玄関から真っ直ぐ奥に進み、突き当たりを左へ。階段を下りると、名物「鍵湯」があります。かつて、美作国主である森忠政公が、一般の入浴を禁じて、鍵を掛けたといわれる名泉です。
脱衣場は、ちょっと狭め。鍵付ロッカーはありません。階段を下りていくと、半地下の浴室。奥に、4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、ハーブ系です。左側にある10人サイズの石造り内湯から、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 奥津荘鍵湯)がサラサラとオーバーフロー。泉温42℃の自家源泉を、そのままかけ流しにしています。PH9.1で、肌がツルツルする浴感。炭酸イオン24.0mg、メタケイ酸49.7mgを含む影響でしょうか。足元湧出なので、手前と真ん中辺りの深くなっているところから、時折ブクブクと泡が上がります。先客が上がられた後、貸切状態でまったりできました。
他に、「立湯」や「川の湯」という浴室もあるので、一度泊まって心ゆくまで堪能してみたいです。27人が参考にしています
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