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伊東温泉の中心地から少し離れた、伊豆急行線の踏切を渡った山側の住宅街の中に佇む、どこか懐かしい感じのする外観の温泉宿。平日のお昼頃、日帰り入浴してみました。
実は以前も寄ってみたことがあるのですが、その時は宿の方が誰もいらっしゃらず断念。今回は、事前に電話連絡しての訪問です。入浴料1000円は、玄関を入って右側のフロントで。左手の階段を下りると、男女別の内湯と露天風呂があるフロアがあります。昔薬局の前とか、小さな遊園地にあったような、ブルドックの乗り物が置かれていて(動くのかな?)懐かしい。
先ずは、右手の内湯から。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側に3人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。右側に6人サイズの石造り内湯があり、無色透明の単純温泉(源泉名:岡温泉 岡259号)が、サラサラとオーバーフローしています。泉温53.9℃を、加水・加温せず42℃位で供給。PH8.2で、やや肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、無味ながら微かに芒硝臭がしました。
続いて一度服を着て、ブルドックの遊具横の露天風呂へ。入口の横に札が掛かっていて、「ただいま貸切入浴できます」と書かれています。棚に籐籠が並ぶ脱衣場で、こちらもドライヤーなし。また、洗い場もありません。6人サイズの岩風呂で、湯温は41℃位。木が覆い、巨石が配され、野趣溢れる雰囲気。時折電車が通らなければ、住宅街だと忘れてしまうほど静かです。内湯も貸切状態だったのですが、こちらも貸切で竹林を眺めつつ、まったり出来ました。
内湯は小さめながら、貸切利用できる露天風呂があるのはいいですね。泊まれば、露天風呂はいつでも貸切で使えるのだとか。そう考えると入浴料はけして高くないのかも知れませんが、誰もいないような空いてる時に行くと、ちょっと高めに感じるかと思います。
主な成分: ナトリウムイオン192.2mg、マグネシウムイオン2.2mg、カルシウムイオン91.4mg、炭酸水素イオン25.4mg、塩化物イオン180.3mg、硫酸イオン368.9mg、メタ亜ヒ酸0.1mg、メタケイ酸65.5mg、メタホウ酸2.0mg、成分総計0.932g
※平成18年10月の分析書だったので、間もなく更新されるかも。16人が参考にしています