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沖縄市の国道330号線、サンサン通りの安慶田交差点近く、路地裏に佇む温泉銭湯。土曜日の午後、利用して来ました。沖縄の方言で、銭湯を「ゆーふるやー」というのだとか。勝手に15時位からオープンかなと思っていたら、13:40に開きました。通常は14時からオープンで、お客さんが並びだすと早目に開けることもあるらしい。入浴料は370円。番台のような受付がありますが、オバァが扉のところでお金を受け取ります。左側が男湯。水色にペイントされた鍵なしロッカーが並ぶ脱衣場と、浴室は一体型で昔ながらの造りです。浴室の両サイドに、10人分の蛇口がある洗い場。ちょっと変わっていて、湯と水がY字形ホースで一本に繋がっています。これが、なかなか効率的。銭湯なので、石鹸等の類はありません。中央に6人サイズのタイル張り小判形の池(浴槽のことを、沖縄では池と言うらしい)があり、バスクリンで緑色に着色された、アルカリ鉱泉が満ちています。泉温は不明ですが、42℃位に加温。PH7.6で、肌がスベスベする浴感です。おそらく循環濾過もしているでしょうが、入浴剤の匂いで消毒臭はしません。左奥に扉があり、開けてみるとトイレでした。オープンと同時に、なかなかの賑わい。ところが、男湯はゆんたく(世間話)することもなく、一時間もすると貸切状態に。温泉自体云々よりも、沖縄の温泉銭湯という希少性を評価したいところです。湯上がりは、外のベンチでのんびり。お客さんのオバァの会話が、聞こえてきます。「アンタいつもここ通るからって、知らない人が傘貸してくれたサー」うちなんちゅの温かさに触れて、心までほっこりしました。
主な成分: 固形分1538mg、カリウム2.2mg、ナトリウム482mg、鉄0.8mg、カルシウム8.9mg、マグネシウム0.7mg、食塩612mg、ヒドロ炭酸2565mg、ヨウ素6.2mg
※定休日 木・日曜70人が参考にしています