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鬼怒川温泉のふれあい橋近くに佇む、鬼怒川東岸の崖に沿うように建てられた温泉宿。館内は、ホテルと和風旅館を融合させたような設えです。日帰り入浴もできますが、安かったので一泊素泊まりで、平日に利用してみました。
前金制で、フロントは6階。この日は、7階の12畳広縁付に宿泊。老朽化は否めませんが、掃除は行き届いていて清潔です。そして、窓から見える鬼怒川渓谷の絶景に、旅の疲れも癒されます。浴衣に着替え、エレベーターで2階の男女別大浴場へ。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に5人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、資生堂製です。
窓際に12人サイズの石造り内湯「七福の湯」があり、無色透明のアルカリ性単純温泉[源泉名: 鬼怒川温泉(大滝の湯)]が満ちています。泉温51.9℃を、加水・加温して41℃位で供給。PH9.1で、肌がスベスベする浴感です。循環・消毒ありながら、塩素臭なし。湯口の湯を口に含むも、無味無臭。小さな赤茶色の湯の花も舞っています。
続いて、外の露天風呂「絶景の湯」へ。ちなみに露天風呂は、16時~23時までしか入れません(朝は入れない)。石段を少し下りた所に、5人サイズの石組み浴槽。湯温は、40℃位です。柵越しに、何とか木々の間から鬼怒川のせせらぎ。対岸の鬼怒川観光ホテルの客室から、こっちが丸見えなのが気になります。部屋からの景色が素晴らしかったので、この眺めはちょっと残念。翌朝は露天が閉鎖ではなく、かなり温い溜め湯の状態でした。
部屋はミシミシ音がするし、布団も自分で敷かなければなリませんが、コスパと眺めの良さは納得できます。近くに飲食店やコンビニがあれば、なお便利。でも、駅に向かって歩くと何軒かあります。途中の200m程離れた道沿いに、「大滝の湯」の源泉がありました。
主な成分: ナトリウムイオン115.0mg、カルシウムイオン62.7mg、マグネシウムイオン0.1mg、フッ素イオン3.6mg、塩素イオン101.8mg、硫酸イオン230.3mg、炭酸イオン9.9mg、水酸化物イオン0.2mg、メタ亜ヒ酸0.1mg、メタケイ酸55.4mg、メタホウ酸4.5mg、成分総計0.586g22人が参考にしています