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JR伊東線の伊東駅から、車で約10分。伊東の市街地に佇む、昭和29年(1954年)に創業した藤田観光グループの温泉旅館。本館の和室、和洋室に加え、別館に露天風呂付客室の「伊東 緑涌」を持つ宿でもあります。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
入浴料は、玄関を入って右側のフロントで。通常は1080円のところ、期間限定の割引券が公式HPにあったので、それを使って700円で入浴。廊下を奥へと進み、突き当たり右手のエレベーターで地下1階の大浴場「小涌の湯」へ。
入口に、伊東では珍しい飲泉処があります。口に含むと、ほのかな石膏臭がしてまろやかな味。大浴場は夜間に男女入替わりになるそうですが、男湯は左側の大きな方です。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。広い浴室に入ると、左右に11人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、オレンジ・ローズ系です。
右側に21人サイズのタイル張り石枠内湯「ぬるめの湯」があり、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 岡 第207号)が源泉かけ流しにされています。泉温54.5℃を、加水・加温せず40℃位で供給。PH8.6で、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒なし。大きな岩の湯口から注がれ、白い析出物がこんもりと付着しています。
左側奥には4人サイズの石造り内湯「あつめの湯」があり、湯温は43℃弱位。また奥に巨石があり、上から打たせ湯を2本流しています。
続いて、外の露天風呂へ。東屋風の屋根付5人サイズの岩風呂で、湯温は42℃位。囲まれて景色は望めませんが、石灯篭と椿やナナカマドを眺めつつ、貸切状態でまったりできました。
豊富な湯量で源泉かけ流しの自家源泉と飲泉が楽しめ、湯上がりの休憩スペースもあり、入浴料は高めながらのんびりできますよ。
主な成分: ナトリウムイオン164.0mg、マグネシウムイオン0.06mg、カルシウムイオン66.7mg、塩化物イオン85.2mg、臭化物イオン0.2mg、硫酸イオン373.2mg、炭酸水素イオン12.3mg、炭酸イオン6.0mg、メタケイ酸61.3mg、メタホウ酸2.6mg、成分総計0.774g18人が参考にしています