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JR日豊本線の隼人駅から、車で約5分。国道223号線と天降川に挟まれるようにして建つ、南霧島温泉の大型リゾートホテル。土曜日に、一泊朝食付で利用してみました。
13階建の楕円形をした本館と、7階建ての別館は長い渡り廊下で繋がります。巨大なアトリウムを持つ印象的な建築は、黒川紀章氏が設計しています。この日は、別館4階のシングルルームに宿泊。本館のフロントで受けを済ませ、部屋まで結構歩きます。近くの上野原遺跡に因んでか、渡り廊下には縄文遺跡にまつわる品々やパネルを展示。部屋は広々として、とても快適なので旅の疲れも癒されます。
就寝前に、本館地下1階にある、温水プールやジムを併設する大浴場「オクシア」へ。受付で、貸タオル大小を受取るシステム。休憩室もあり、こちらも広々しています。男湯は、「つつじの湯」。脱衣場には、棚に籐籠が並び、ドライヤーはパウダールームにあります。浴室に入ると、左側に14人分のシャワー付カランと、2人分のシャワールームがある洗い場。アメニティは、THALGO JAPAN製です。カーブを描く窓際に、10人サイズの石造り内湯が2つあり、共に無色透明のナトリウムー塩化物温泉(源泉名:隼人中部7号)が満ちています。源泉49.5℃を、右側の「ぬる湯」槽で40℃位、左側の「あつ湯」槽は42℃位で供給。加水・加温・循環・消毒全てありで、微塩素臭を感知。分析書を見ると、湧出地では黄色透明・塩味・微硫化水素臭とのことなので、湯使いがちょっと残念。PH7.0で、肌がややスベスベする浴感です。左奥には、3人分の寝湯もあり、湯温は39℃位。窓の外には、滝のように水が流れ落ちる、堀のような池があります。翌朝も池を眺めつつ、まったり湯浴みできました。
朝食は、別館1階の食事処「夢の国」でバイキング。品数も多く満足しました。
日帰り入浴もやっていて、温泉目当てだと評価は厳しくなりがち。でも、部屋は快適なので、宿泊で疲れを癒すのに利用したい宿ですね。
主な成分: リチウムイオン1.4mg、ナトリウムイオン2243mg、アンモニウムイオン1.3mg、マグネシウムイオン91.6mg、カルシウムイオン175.1mg、ストロンチウムイオン3.5mg、バリウムイオン1.6mg、マンガンイオン0.2mg、鉄(Ⅱ)イオン4.7mg、フッ化物イオン1.1mg、塩化物イオン3604mg、臭化物イオン10.2mg、硫酸イオン31.2mg、炭酸水素イオン540.8mg、メタケイ酸42.1mg、メタホウ酸9.7mg、成分総計6877mg28人が参考にしています