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投稿日:2018年9月21日
鉄臭香る飯南の黄金湯 (飯南町健康増進施設 加田の湯)
きくりんさん [入浴日: 2017年10月16日 / 2時間以内]
44.0点
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33.0点
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里山風景が広がる島根県飯南町の神戸川のほとりに佇む、平成16年に開業した日帰り温泉施設。平日の午前中、およそ8年ぶりに利用して来ました。
通常入浴料400円は、玄関を入って左側の受付で。この日は、JAFの会員証提示で50円割引の350円で入浴。奥へと進んで、男女別の大浴場へ。右側の岩風呂と、左側の桧風呂の2種類の浴室があり、1週間毎に男女入替わりになります。今回の男湯は、「ごんべえの湯」と書かれた青い暖簾が掛かる、右側の岩風呂の方です(女湯は「さくら姫の湯」と書かれた赤い暖簾)。
棚に籐籠とコインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。梁がむき出しになった高い天井の浴室に入ると、右側に7人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
窓際に10人サイズの岩風呂があり、茶褐色に濁ったナトリウム・カルシウムー炭酸水素塩泉(源泉名: 加田温泉)がかけ流しにされています。泉温14.8℃を、加温して41℃位で供給。透明度は10cm位で、少しキシキシするような浴感。消毒ありながら、塩素臭は気になりません。結構オーバーフローもしており、竹筒の湯口から注がれ、口に含むと鉄臭がして炭酸味。浴槽の縁の岩や床は、温泉成分の析出物で茶色にコーティングされています。左側に白湯の浴槽がありますが、サウナ用の水風呂でした。窓からは、遠くに山々を望む景色。しばらく貸切状態で、まったりできました。
後から来られたお年寄りとお話ししてみると、なんと広島から車で1時間以上かけて、週に5日は通っているのだとか。個性をしっかりと感じるこの温泉なら、山を越えてはるばる通いたくなる気持ちも分かりますね。
主な成分: リチウムイオン1.0mg、ナトリウムイオン418mg、カルシウムイオン159mg、マグネシウムイオン66.2mg、ストロンチウムイオン1.2mg、マンガンイオン0.5mg、鉄イオン9.0mg、フッ素イオン0.8mg、塩素イオン186mg、臭素イオン0.4mg、炭酸水素イオン1800mg、硫酸イオン15.4mg、沃素イオン0.2mg、メタ亜ヒ酸1.7mg、メタケイ酸88.7mg、メタホウ酸30.3mg、遊離二酸化炭素326mg、成分総計3.12g19人が参考にしています
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