-
三瓶方面からどちらかと言うと広島県との県境に近い位置にある一軒宿です。宿泊もできる施設はそれなりに大きいのですが、いかにも地方の昭和後期を思い出させる少し鄙びた雰囲気です。浴室は結構広くスーパー銭湯適な感じで、基本的には10人は余裕で入れる広い内湯が一つあるのみです。お湯はやや白濁した40℃前後で、特徴的なのは投入されている源泉は冷たく、おそらく浴槽内で加温しながら掛け流しているという良く言えば贅沢な、悪く言えば効率の悪い使い方をしていることです。源泉をなめてみると、結構な金気味がしました。正直言ってここでなければならないという売りはありませんでしたが、ほぼ一面窓で囲まれている浴室の造りは大変明るく、そこから見える景色が心和ませてくれました。
8人が参考にしています