- 温泉TOP
- >
- 中国・四国
- >
- 島根県
- >
- 出雲周辺
- >
- 立久恵峡温泉
- >
- 御所覧場
- >
- 御所覧場の口コミ一覧
- >
- 御所覧場の口コミ 絶景の誘惑
-
出雲の層雲峡とも呼ばれる立久恵峡に佇む、昭和46年に開業した鉄筋3階建の温泉宿。変わった屋号だなと思っていましたが、松江七代藩主である松平不昧公の別荘跡地にちなんで名づけられたのだとか。近くまで来たので、およそ8年ぶりに日帰り入浴して来ました。
一方通行の道路に挟まれた、珍しい立地です。出雲方面から来ると、宿をちょっと過ぎた左側に駐車場(反対方向からだと、宿のすぐ前が駐車場)。入浴料700円は、玄関を入った左側の帳場で。露天風呂は川沿いにありますが、館内右手の階段(途中に猪の剥製あり)を下りて行きます。ふと見ると、階段を下りた右側に男女別の内湯。前回は露天風呂しか入らなかったので、今回はまずこちらから。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左右に3人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。3人サイズの岩風呂があり、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉(源泉名: 立久恵峡温泉)が満ちています。加温ありで、湯温は41℃位。やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒ありですが、塩素臭はなし。湯口の湯を口に含むと、少ししょっぱい。窓は無く、洞窟のような雰囲気でした。
続いて、一度服を着て館外へ。目の前には、奇岩や石柱が間近にドドーンと迫り、素晴らしい景色に圧倒されます。一方通行の道を渡ると、露天風呂の看板。左手が男湯で、階段を下りた先に木造りの湯小屋があります。
棚にプラ籠が並ぶ脱衣場で、こちらにもドライヤーあり。左側に4人分のシャワー付カランがある洗い場もあり、アメニティも配置。奥に、屋根付9人サイズの巨石を配した露天岩風呂。こちらも加温ありで、湯温は41℃位。循環・消毒もありですが、塩素臭はしません。神戸川のせせらぎは洗い場からしか見えませんが、屏風岩を眺めつつ貸切状態でまったりできました。
内湯と露天風呂のどちらにも、簡単な効能書だけで温泉の分析書はありません(使用状況表示はあり)。近くの八光園にあった分析書が、古いけどちょっとだけ成分の参考になるかな。島根県では個性ある温泉をかけ流しにしているところも多いので、評価は厳しくなってしまいますが、ここもロケーションは最高。泊まって絶景と川魚料理を肴に地酒をあおれば、評価はおのずとアップするでしょう。26人が参考にしています