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大阪市東住吉矢田人権協会運営による温泉浴場です。
市営の公衆浴場は大体コスパがよいので個人的には評価を足しがちになります。
公共団体が絡んで営利を目的にしていないからという理由でしょうか、価格面では銭湯クラスでありながら設備はスーパー銭湯に近いそれを感じます。
サウナや水風呂も数多く入っても息苦しくない広さで、熱さ冷たさもしっかりしているものです。水回りも新しく清掃も頻繁にされます。
肝心のお湯ですが、溶解物が300mg代と単純温泉の中でもかなり薄い部類に入り温度のみで温泉に仲間入りした、に近い成分量です。
色こそは淡い緑茶色をもち植物性の印象を匂わせますが、それ以外の成分は正直感じ取るのは困難です。
むしろここの空気感を強くかもし出すのは温泉でなく、常に大音量で流れる昭和30年代~50年代のムード歌謡ではないでしょうか?
個人的には「親が良く歌っていたので知ってる」位なのですが、まぁ知らないことも無いのでリズム感的には落ち着きます。メインの客層と思われる60代70代の方ならもっと落ち着くのでしょう。
成分による湯治を目的にするならとんだ外れくじかもしれないのですが、まったり感を味わえればそれでよし!なら実によいところだと思います。6人が参考にしています