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奥三河の湯谷温泉街(と言っても、数件の宿が建ち並ぶ小さな温泉地ですが)とは、板敷川(宇連川)を挟んだ対岸のやや下流の断崖に佇む、 平成8年に開業した鉄筋4階建の温泉ホテル。日帰り入浴もやっている(平日のみ1200円)ようですが、姉妹館の「はづ木」に泊まったので、宿泊当日の午後と翌日の朝風呂にタダで湯巡りさせて頂きました。
ロビー奥の階段を下りて、地下1階の露天風呂「落葉の湯」へ。夜9時に、男女入替わりになります。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、以前は内湯があったのか、妙にだだっ広い造り。左側に仕切りの付いた4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、エコロジー系です。いよいよ外の露天風呂へ。
こちらにも右側に、2人分のシャワー付カランがある洗い場あり。左側には半屋根付12人サイズの木造り浴槽があり、黄褐色に濁ったナトリウム・カルシウムー塩化物泉(源泉名: 湯谷温泉 7号泉)が満ちています。泉温34.8℃を、42℃位に加温。さらりとした浴感です。加水なし・循環・消毒ありですが、塩素臭なし。太い竹を束ねた湯口から注がれ、口に含むと少ししょっぱい。赤茶色の湯の花も舞っています。目の前には山と、眼下に滝が流れ落ちる素晴らしい景色。早めに到着したので、ずっと貸切状態でまったりできました。
翌朝は、男女入替わりとなった大浴場「馬の背湯」へ。フロント右手の廊下を奥に進み、階段を下りたところにあります。こちらも、棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に5人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、やはりエコロジー系です。
左側に13人サイズの石造り内湯があり、こちらも同じ茶褐色に濁ったナトリウム・カルシウムー塩化物泉が満ちています。湯温は42℃弱位。奥は、浅い半身浴スペースとなっています。
続いて、外の露天風呂へ。6人サイズの石造り浴槽で、湯温は41℃位。眼下に、馬の背岩と川のせせらぎを望む素晴らしい景色。宿泊客の入浴時間と重なり、この時はなかなか賑わっていました。
湯使いが少し残念ではありますが、広い大浴場での湯浴みはもちろん気持ちのいいもの。他の湯谷温泉の宿と比べても、各露天風呂からの景色はこの温泉地随一かと思います。
主な成分: リチウムイオン2.4mg、ナトリウムイオン622.6mg、アンモニウムイオン0.5mg、マグネシウムイオン8.2mg、カルシウムイオン422.6mg、ストロンチウムイオン11.1mg、バリウムイオン0.1mg、マンガンイオン0.2mg、第一鉄イオン1.9mg、フッ化物イオン3.1mg、塩化物イオン1672mg、臭化物イオン3.8mg、ヨウ化物イオン0.2mg、硫酸イオン0.2mg、炭酸水素イオン62.8mg、メタケイ酸45.4mg、メタホウ酸23.3mg、遊離二酸化炭素4.2mg、成分総計2898mg25人が参考にしています