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1300年前、行基が発見した山中温泉の共同湯。日曜日の昼頃、利用してみました。入浴料420円を、券売機で払って館内へ。番台をはさんで入口が2つあり、どちらからも中に入れました。ここを昔、男女で使っていた時の名残だとか。広い脱衣場には、無料の木製鍵付きロッカーが並んでいます。よく見ると、扉に絵が。地元の小学生が書いた絵を、山中塗器蒔絵組合の蒔絵師が漆パネルにしたものだそうです。浴室に入ると、2つに区切られた、かけ湯用の湯溜めがあり、レトロな獅子の口からそれぞれ湯が注がれています。右側が熱くて、左側が冷たい。30人サイズの石造り内湯はけっこう深く、真ん中に石柱が立ち、照明と下からジェット水流が出ています。無色透明のカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(3・7・8・10・11号の混合泉)が、かけ流し・循環併用。PH8.4で、少し肌がスベスベする浴感です。湯温は、42℃強。浴槽の両サイドにシャワー付きカランが並び、こちらは源泉をかけ流し使用という贅沢さ。奥の壁に掲げられた山中温泉縁起の九谷焼陶板を見ながら、しっかり温まりました。
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