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投稿日:2016年10月2日
鉄錆臭と塩味と (神代温泉(こうじろおんせん))
鸚鵡鮟鱇さん [入浴日: 2016年7月18日 / 2時間以内]
55.0点
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能越自動車道の高岡北インターを降りまして、県道32号線を左折します。すぐの五十里(板屋)交差点を左に入り、快走路の農道をつきあたりまで。つきあたりを左折し、県道296号線に。ちょっと行った先、県道361号線は左折という標識に従い左に折れます。1つ目の石碑はまっすぐ。2つ目の石碑を右に入れば、あとは間違わないかと。神代の集落のはずれに位置する超鄙びた施設です。
玄関先に受付がありまして、500円を支払い奥の温泉に。ここの女将さん、お話好きで名物となっているのですが、生憎当日はお忙しかった模様で、あまり長話はできませんでした。
浴室は脱衣籠のみのシンプルな感じ。当日はお客さんは私だけということで、1時間近くひとり占めとなりました。奥に浴槽があり、仕切りはないですが深いところと浅いところがあります。男女の浴室の境界は簡易のものです。泉質はナトリウム-塩化物強塩泉で20344mg/kg、45.4℃のかけ流しです。実際の印象では、湯口で44℃、無色透明です。浴槽内は鉄分が酸化されて茶色の濁り湯となっています。42℃くらいで、鉄錆臭と強い塩気が特徴です。ずっしり温まり、保温性もよく、発汗が凄いですね。もともと身体を冷却できるような空調もなく、汗だくだくになると自然に落ち着くまで時間がかかりますが、当日は真夏日でしたので尚更でした。もちろんかけ流しの魅力は十分ですから、いつでも満足できる入浴となりますね。
設備的に、いつまで続くかちょっと自信のないところではあるのですが、願わくは次に行った時にも健在であってほしいものです。湯の質を重視する温泉好きにはお勧めできますよ。49人が参考にしています
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