「ひたちなか温泉 喜楽里別邸」は、小学生以上を対象とした大人向けの日帰り温浴施設。落ち着いていて静かに過ごせると評判です。

公共交通機関なら、JR水戸駅またはJR勝田駅から路線バスでアクセスすることもできますが、家族連れやグループならJR勝田駅西口からタクシーに乗るのが一番便利かもしれません（8～10分程度）。

今回は車で行きましたが、駐車場も200台以上のキャパシティです。

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  こちらが「ひたちなか温泉 喜楽里別邸」。

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  幟に「かけ流し」って書いてあると嬉しくなっちゃう！

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  それでは早速入館してみましょう。

入館したら、まず下駄箱に靴を入れて鍵を抜きます。その鍵でフロントで受付して精算は退館時なので、しっかりバンドを腕にはめて失くさないようにしなくては。

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  下駄箱の鍵は重要です。

入館料には入浴のみの「シンプルコース」と、レンタル館内着＋大判タオルの付く「ゆったりコース」があります。今回は岩盤浴も体験したいので「ゆったりコース」で。

ちなみに「シンプルコース」でもレンタルタオルセットが付いてきます。つまり手ぶらで入館しても安心なのです。

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  「ゆったりコース」なのでタオルセットとともに館内着も受け取ります。

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  男女兼用の館内着は、ほどよい厚みがあり体のシルエットが透けません。

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  太い天井の梁が和モダンな雰囲気。

さて、私はいつも岩盤浴を先に体験してからお風呂に行くタイプだったのですが、こちらの施設では先にお風呂で体を温めてから岩盤浴で汗を流すコースがよりオススメということで、まずはお風呂に行ってみることにしました。

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  清潔感のある脱衣所。

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  ドライヤーも馬力のあるタイプを備え付け。

窓が広く明るい印象の内湯です。目を見張るのは高濃度炭酸泉の浴槽の大きさ。やはり炭酸泉は人気なので、大きいに越したことはありません。

お風呂の種類が多いと全部試したくなっちゃうんですよね。白湯は電気風呂も兼ねています。もんだり叩いたりしてくれるタイプの電気風呂でした。

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  手前から水風呂、高濃度炭酸泉、白湯、ジェットバス。

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  洗い場は一人ずつ仕切りがあるのでシャワーの飛沫が飛びにくい。

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  シャンプー、コンディショナー、ボディソープ。

こちらの施設の高濃度炭酸泉はとにかく評判がいい。確かに入ってみるとあっという間にびっしりと泡が付き、はらってもはらっても次々と新しい泡に包まれます。

入っているうちに血流がよくなることが実感できるほど。このボワーンと体が中から温まる感覚が炭酸泉の特徴です。

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  大きな高濃度炭酸泉のお風呂。

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  目で見るだけで沢山の泡が浮いているのがわかります。

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  白湯の一角が電気風呂になっています。

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  ジェットバスも好きなので一通り体験しちゃいました。すっかり体がもみほぐされてかゆいほど。

露天風呂は天然温泉です。階段を上って入る岩風呂が2つあり、それぞれ「源泉 一望の湯」と「一望の湯」と名付けられています。

違いはというと、「源泉 一望の湯」が加温掛け流しであるいう点。この「源泉 一望の湯」から溢れたお湯が流れ込み、浴槽内で温度調節・循環しているのが、もう一つの「一望の湯」です。

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  手前側が「一望の湯」で、奥が「源泉 一望の湯」。

泉質は弱アルカリ性のナトリウム―炭酸水素塩・塩化物温泉。茶色っぽいお湯は少しヌルヌルとした手触りがあり、入浴後はさっぱり感とポカポカ感が楽しめます。鮮度感も感じられるとてもいいお湯です。

本当に日帰り温浴施設の温泉なんてと決して侮ってはいけません。ひたちなか温泉 喜楽里別邸を実際に利用すると、温泉を大切に使っていることがよくわかります。

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  かけ流しの「源泉 一望の湯」。

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  一部屋根が掛かっているので、直射日光も遮れる「一望の湯」

浴槽が少し高い位置にあるので、そのぶん湯舟に入った時の開放感が感じられます。

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  露天風呂には寝ころび湯も。

内湯も露天風呂も男湯と女湯は左右対称で大きな違いはないのですが、露天風呂からの眺めだけは少し男湯の方がいいみたい。

私が実際に入浴したのは女湯ですが、写真で男湯もご紹介しましょう！

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  男湯の露天風呂。女湯より少し眺望があります。

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  寝ころび湯の底の色も違うみたい。

サウナも忘れちゃいけません！1時間に1回、オートロウリュウが行われます。

ジュワ～っと蒸気が上がり始めると、特に上の段は熱波が襲ってきます。

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  オートロウリュウは1時間ごと。

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  オートロウリュウの時間には熱したサウナストーンにオートで水が。

サウナ後の水風呂にも一工夫あり。ぬる湯の掛け湯槽があるのです。いきなり冷たい水を掛ける勇気のない私にはとってもありがたい。

また水風呂も階段状になっていて、無理なく肩まで入れます。水風呂のサイズに余裕があるのも嬉しいです。

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  ちょっと広めの水風呂。

露天風呂での外気浴がすごく気持ちいい！"ととのい"が加速しちゃう！もうこのままここで寝てしまいたい。

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  ここでととのっちゃいましょう！

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  男湯露天風呂の方にもサウナ後に使いたい椅子がたくさん。

お風呂から上がったら館内着に着替えていよいよ岩盤浴へ。

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  この先は館内着着用の専用エリアになります。

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  ペットボトルクーラーも鍵付きで他の人と取り違える心配がありません。

「ひたちなか温泉 喜楽里別邸」自慢の岩盤浴は、中央に大きなプルガマ（火釜）を設置したタイプ。2時間に1回、このプルガマから熱した蒸気が上がり、室内の温度と湿度もぐんぐん上がります。

これがまたよく効くんです。じわじわ～っと大量の汗が出てデトックス効果がはかどります！

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  プルガマから蒸気が上がります。

麦飯石、薬宝玉石、トルマリン、ブラックゲルマの4種類の岩盤浴がプルガマを取り囲むように配置されているので、お好みで寝転がる場所を選ぶことができます。

ちなみにリピーターに一番人気はブラックゲルマ!!。一番熱く感じられます。

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  麦飯石の岩盤浴。

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  薬宝玉石の岩盤浴。

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  人気のブラックゲルマの岩盤浴。

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  階段を上がったところにもスペースがあります。

もう一つ面白いのがアーチ型の「蜂巣洞（はちのすどう）」。岩盤浴のプライベート空間です。周りの人を気にすることなくおこもりできるなんて、今の時代にぴったりかも。

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  ユニークな「蜂巣洞」に籠ってみては

この他に岩塩を使った女性専用の「塩温洞」や、クールダウンできる「涼冷洞」などもあります。うまく使って新陳代謝を高めちゃいましょう！

今回は先にお風呂に入って身体を温めていたため、岩盤浴を先に体験していたいつも以上にリフレッシュしたように思います。生まれ変わったみたいにさっぱりしちゃいました！ぜひお試しあれ！

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  女性専用の「塩温洞」。

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  ひんやりひきしめ効果のある「涼冷洞」。

岩盤浴後は、温熱房内のお休み処で水分補給しつつ一休み。

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  ゆっくり寛げるスペースもあり。

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  マンガを読むために館内着をレンタルするのもアリかも。

こちらは穏やかな温かさのオンドル。のんびりリラックスできます。マンガやスマホ、飲み物の持ち込みも可です（食べ物の持ち込みは×）。

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  ハンモックもお洒落、かつ力を抜いて快適に過ごせます。

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  枕の部分はパタンと広げることもできます。

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  窓から緑が見える「お休み処」。

お昼時には食事処「天風」へ。2022年4月にグランドメニューをリニューアルしたということで、オススメを伺って「喜楽里御膳」と「つゆしゃぶ御膳」を選択。どちらの御膳もセットのお刺身は天ぷらへ変更することが可能です。

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  食事処「天風」。

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  掘りごたつになった席もあります。

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  まずは一杯！

「喜楽里御膳」は美味しいものをちょっとずつ詰め合わせにしたようなメニューで、おばんざいの内容は日替わりということですが、この日はホタルイカのカルパッチョ、ナスのオランダ煮、サーモンのゆかり焼きなど。

付け合わせのお豆腐は店内の手作り。ゴボウのから揚げとおさつチップのおさつは、地元茨城県産のサツマイモを使用。

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  迷ったらこれ！「喜楽里御膳」

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  おさつの自然な甘さが活かされています。

「つゆしゃぶ御膳」はお肉がとろけるよう。ボリュームもたっぷりでごちそうさまでした。

このほかに、越田商店の鯖を使った「越田の焼き鯖」や、店内で打った蕎麦も好評だそうですよ。

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  お肉派にはこちら「つゆしゃぶ御膳」。

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  お肉たっぷりなのにさっぱりと食べられます。

食後は少し休憩してからボディケア「体いやし處」へ行ってみました。とっても効くと評判です。

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  ボディケア「体いやし處」の入口です。事前予約推奨です。

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  フットケア用のエリアと全身用のエリアに分かれています。

こちらのボディケアの特徴は、「垂直圧式ボディケア」というもの。垂直にグッグッと押されます。最初はなかなか気持ちいい～なんて思っていましたが、だんだん施術も本格的に。

「あいた、いたっ、いたたたたた」

メニューは全身にクイック（20分）、ショート（40分）、スタンダード（60分）、ロング（80分）とあるだけでなく、肩甲骨はがしや頭皮デトックスなと部分強化コースも。

人気があるのは全メニューからお好きなメニューを組み合わせることができるコース。例えば全身＋肩甲骨はがしなど、ピンポイントで重視したいところをお願いできます。

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  定期的に研修を受けている技術の高いスタッフばかりだそう。

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  うわっ、強烈なの来たっ！

足つぼの方はなんと72もの反射区をケアしてくれます。72ってかなり細かいですよね。さらに"すい玉"によるカッピングをしてもらえるのも面白い（コースによります）。

スポンッスポンッと音を立ててカッピングされると、びっくりするほど足の血行がよくなりました。反射区をマッサージされると、押す箇所によってはかなり痛い！

「こ、ここが痛いということは、どこか内臓が悪いんですか？」
「ここは膵臓です。悪いんじゃなくてそこがお疲れなんですね」
「疲れているんですか!?」
なるほど！

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  ガラスの"すい玉"に火を入れて陰圧にしてからポンッポンッとリズミカルにカッピング。

ボディケアの後はスパエステティック｢MAX SLIM」でもお話を聞いてみました。今回は体験しませんでしたが、こちらのメニューには「3D小顔セラピー」とか「3℃脂肪冷却クラッシュ」とか気になりすぎるネーミングが。内心脂肪が憎い私は、次回はプライベートで体験してみなくてはとコッソリ思いました。

施術の後にいただけるハーブティーも試飲。デトックス、リラックス、バーニングと3種類あって、思わずバーニング（脂肪燃焼）を選んでしまいました。バタフライピーを使っためちゃめちゃ綺麗な青いお茶です。エステの受付で販売もしているそうです。

ボディケアにもエステにも共通していることですが、温泉や岩盤浴で温まってから施術を受けることで効果が倍増するそうです。

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  ｢MAX SLIM」には浴室の脱衣所から直接移動できます。

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  青いハーブティーを飲んでいると、そこはかとなくラグジュアリー感がありました。

締めくくりには甘いドリンクでホッと一息！

ベジタブル＆フルーツドリンクの「美健茶寮」は岩盤浴の入り口近くにあります。ここで購入したドリンクは、食事処「天風」の席でいただくこともできちゃいます。

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  ヘルシードリンクや甘いスイーツもそろう「美健茶寮」

スイーツシェイクはマジでスイーツ。甘すぎないけどフルーツたっぷり。スムージーは食物繊維やビタミンも豊富です。お風呂や岩盤浴でほかほか温まったあとに冷たいスイーツはとっても美味しいですね。

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  スイーツシェイクのストロベリー。

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  IRODORIスムージーのグリーン デトックス（キウイ、ピーチ、小松菜、パイナップル）

最後に「ひたちなか温泉 喜楽里別邸」のおすすめポイントをまとめます！

・大人向けの落ち着いた空間
・高濃度炭酸泉が広くてゆったりできる。
・露天風呂の温泉が源泉かけ流し、開放感があって気分爽快！
・岩盤浴はプルガマや4種の岩盤席が選べて面白い
・茨城の食材ほ使った食事がおいしい！

書き忘れましたが館内には無料Wi-Fiがあります。ここは大人だけが楽しめる隠れ家的空間の日帰り温浴施設でした。1日のリフレッシュにいかがでしょうか。