小田原といえば「小田原城と城下町」「かまぼこ」「東京からもっとも近い観光地」「箱根駅伝、花の第5区スタート地点」。
そんなボンヤリとしたイメージを抱きながら、電車は目的地の小田原・根府川駅へ到着。
すると目の前には、いきなり青い海が！ほかに何も遮るものが無い眼前の絶景に、しばらくの間あっけに取られ、そうこうしているうちにホテル直通のシャトルバスがやってきました。
駅舎に着いた段階でテンションがMAXまで上がってしまい、良い意味で「今日一日体と心が持つのか？」と心配に（笑）。

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  いきなり目の前に絶景が広がる根府川駅。シャトルバスは小田原駅からも出ていますが、根府川駅の方が交通事情もよく便利です。

本日伺う「ヒルトン小田原リゾート＆スパ」は、最寄り駅の根府川からさらに小高い丘陵を登った所に建っています。
駅からはシャトルバスでたった5分程度の距離なのですが、恐ろしいほどの高低差があるので、バス利用は必至でしょう。
この日の取材でご対応いただいた担当の粉川さんのお話によれば、ここに至るまでの急坂を、なんと自転車で登って来られたお客様も過去にいらっしゃったとか。
ヒルクライマーなら、この斜度には燃えるでしょうね！
でもスポーツ経験が無い一般の方は、必ずシャトルバスを利用しましょう（笑）。

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  10時ちょっとすぎに到着！

今回はビジターなら誰でも体験できる「一日たっぷりリゾート＆スパ コース」を組んでみました。
体験するのは、

・温泉
・ランチブッフェ
・バーデゾーン（プール施設）
・岩盤浴（要予約）
・スパトリートメント（要予約）

以上5つと、盛りだくさんの内容となっています。
まずは施設自慢の温泉で体を温めて、コンディションを整えていきたいと思います。

こちらの展望風呂に注がれたお湯は「ナトリウム - 塩化物強塩泉」の天然温泉！
海が近い温泉だけあって塩分が濃く、短時間の入浴でも体の芯までぽかぽかと温まり、湯冷めしにくいのが特徴です。
また塩分が濃いため保湿効果もバツグン！カサカサの乾燥肌で悩みがちな私ですが、お風呂上がりのクリームがいらないほど潤ってくれて、大助かりの泉質でした。
なおビジターのお客様は、9:00～21:00までの入浴時間となっていますのでお気をつけください。

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  開放感たっぷりな露天風呂。バーデプールや海を眼下に浴びる温泉は格別です。このほかに「サウナルーム」も完備しています

ランチタイムは大人気ゆえに混雑が予想されるため、ちょっと早めにブラッセリー「フローラ」へ。
小田原の名物ともいえるクロマツをイメージした天井の装飾が素敵なブラッセリー（フランス語で食堂、レストランを意味する単語）は、ブッフェスタイルでランチが楽しめるダイニングレストランです。
壁には小田原や箱根などでよく見かける伝統工芸品の「寄木細工」があしらわれており、松の内装と併せて、とっても贅沢で心地よい空間となっています。

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  扇型の形状が印象的なブラッセリー「フローラ」の天井は小田原の名物・クロマツをイメージ。天気のいい日はテラス席へどうぞ！

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  小田原・箱根の伝統工芸品「寄木細工」の壁

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  今シーズンのブッフェメニューはイタリアン＆ストロベリーです。シーズン毎に入れ替わるので、次回のブッフェがどんなメニューになるかもお楽しみの一つ♪

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  目で味わっても美味しい「鶏肉とモルタデッラ インヴォルチーニ」。絶品です！

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  料理長さんに盛り付けていただいた彩り豊かな一皿。どうです？おいしそうでしょう！

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  素人の私が盛り付けた一皿。デザートとメインが同じお皿に載ってしまっているのはご愛嬌！

デザートブッフェも充実していました。
苺のシュセット、ダッチベイビー、苺のカタラーナ、苺のズッパ、ショートケーキ、苺あんみつ、そして苺ティラミス…と食べきれないほどの苺スイーツ祭り！
たわわに実った苺畑の中から、私が断腸の思いで選んだのは「苺のシュセット」と「苺のティラミス」の二品。
口元に近づけると苺の芳醇な甘い香りが漂い、それだけでも心が踊り出します。
口いっぱいに広がる苺のフレーバーに、思わず顔もほころび、幸せ気分もMAX！美味し～～～☆

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  見た目もお味もスイートな「苺のシュセット」

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  濃厚なマスカルポーネと苺パウダーの組み合わせが美味しすぎる「苺ティラミス」

ブッフェで襲われたストロベリー・ストームから無事生還を果たしたあとは、ラウンジバーからテラスに出て一休みしていくことに。

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  素敵な中庭と水平線に囲まれた癒しのひととき。最高のロケーションで味わうアイスコーヒーは格別ですね～。向こうに見える建物がバーデゾーンになります

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  ラウンジにて。今回の取材にご対応いただいた粉川さんには、館内に溢れる素敵な内装に込められた“小田原ならでは”の意匠について、いろいろと教えていただきました

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  小田原は松の木のほかに「梅」も有名だそうで、館内のあらゆる場所で梅を鑑賞できる仕組みになっています。みなさんも探してみてください！

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  この写真の中にも、よく見ると実は「梅」が隠れています。おわかりいただけるでしょうか？

肌露出が非常に少ないジム仕様な水着を持って、いざバーデゾーンへ。
「ジム用水着だと浮くかな？」と心配しましたが、私のようなジムっぽい水着だったり、トレーニング用の競泳水着だったり、リゾート仕様な水着だったり、みなさん思い思いの水着を着用していたので全然大丈夫でした。
バーデゾーンは、流れるプールや噴水プールがあるレジャープールのゾーンと、トレーニングにうってつけな25ｍのスイミングプールゾーン、そして屋外プールゾーン、この３つのゾーンに分かれています。
またドライとミストの2種類が楽しめる、2つのサウナルームがあるのもうれしいポイント。
それぞれのプールサイドにはリラクゼーション用にソファが並んでいるので、海をただ眺めながら横になり、何もしない贅沢な時間を過ごすのにもうってつけです。

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  ジャグジーゾーンや噴水、滝ゾーンもある楽しいレジャープール。春休みやゴールデンウィークには、お子さん連れの家族で賑わうそうです

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  屋外バーデからは海も見え、リゾート気分も最高潮に！小田原まで来てよかった～♪

お次は事前に予約していた岩盤浴「石のなごみ」へと急いで向かいます。
盛りだくさんすぎて、うれしいやら、忙しいやら（汗）
石のなごみでは1時間コースを選択し、受付でタオルセット、岩盤浴着、ミネラルウォーターの一式を受け取り、コースについて一通り説明があります。

着替え→岩盤浴10分→休憩5分→岩盤浴10分→休憩5分→着替え（必要に応じてシャワー）

上記のような2セットでだいたい1時間となるようです。
岩盤浴室内にはスチームが充満し、足元が若干滑りやすくなっているので、気をつけて岩盤浴室内へ。
通常の岩盤浴と比べるとスチームのおかげか、顔にびっしょり汗をかくので、フェイシャルエステ効果もすごい！
もちろん岩盤浴の心地よい汗で、全身すべすべのツルツルになれますよ♪

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  ベッド一つ一つに仕切りがあるため、適度なプライベート空間を確保できる岩盤浴ルーム「石のなごみ」。砂時計（5分計）と時計があるのもうれしい限り

1日リゾート体験の締めくくりは「アクアボーテ スパ」で総仕上げ。
はっきり言って、この時点でリゾート気分は十二分に堪能できていたのですが、たまには贅沢してもいいよね？ということで、スパ体験もさせていただきました！
ちなみにこちらを訪れる前々日に、今シーズン最後の雪山登山をしていたので、実は全身筋肉痛でガッチガチ……
ということで、とくに気になっていた足を中心に、フット・トリートメントをしていただくことにしました。

バスローブに着替えたら、最初にフットバスに浸かって足先を十分に温め、血行を促進。
体の準備が整ったらトリートメントに移り、足先から太ももの付け根まで、ホホバオイルをたっぷり使ったリンパマッサージをおこない、むくみを取って疲れをほぐしていきます。
施術時間はたっぷり50分。足裏の疲れはあっという間に吹き飛び、足首周りや脛など、山でしか使わない筋肉のコリが徐々にときほぐされていくのがはっきりわかりました。
フット・トリートメント、くせになりそう……

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  フット・トリートメント中

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  落ち着いた雰囲気のスパラウンジ。雑誌を読んで待機するもよし、お化粧直しをするもよし

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  16時50分、トリートメント終了後、ほんのりバニラのフレーバーが漂うハーブティーにホッと一息。この直後に粉川さんがいらっしゃったものの、挨拶するのに椅子から立ち上がるのを忘れたほどにリラックスしてしまいました（笑）

楽しい時間はあっという間に過ぎていきます（涙）。
一日たっぷりゾート体験を堪能し、17時台には早くも帰路へ……。
短い時間にぎゅっといっぱい詰め込んでしまいましたが、雪山登山の疲れも一気に吹き飛ぶような、贅沢で濃密なひとときを過ごすことができました。

せわしない日常をお過ごしの方、週末は小田原まで足を運んでみてはいかがでしょう？
極上のリラクゼーション空間が、きっと貴方の疲れを癒してくれるはずですよ♪

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  ホテル前にて白銀山に沈む夕日を見ながらシャトルバスを待つ。さようなら、ヒルトン小田原リゾート＆スパ！贅沢なひとときをありがとう(^.^)/~~~