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知多半島の先端近くにある食堂旅館、平日でも昼ごはん時には沢山の客で賑わうぐらいだから、土日の喧騒たるや相当なものだろう。大阪からでも車を飛ばして充分日帰りできる距離なので、名古屋圏からは利用し易い。名古屋圏の人が羨ましい。
昼食を兼ねて利用した。2500円の定食を頼んだところ、シャコ、海老フライ、サザエのつぼ焼き、はまちの刺身、蟹、鯛の塩焼き等の魚介類がわんさか出て、ご飯と味噌汁が付属、大変なご馳走だ。新鮮なのがなによりで、海老フライひとつをとっても、海老がやたら大きい。衣でごまかしていないところがよろしい。価格・内容ともに良心的。
温泉(うめの湯)は南端の別棟にある。500円と料金も庶民的、内容も豪華な設備があるでもなく庶民的だ。
ナトリウムー塩化物強塩泉の温泉は土色に濁った塩分濃度が非常に濃い湯、加熱・循環・塩素消毒が残念だけれど、しっかり湯の花も浮遊し、存在感のある強塩泉である。源泉が個性的であるだけに、余計に温泉の利用方法が残念で、加熱循環の主浴槽はやむを得ないだろうけれど、水風呂代わりに源泉かけ流しの浴槽を一つ造ってもらえればありがたいのだが。そのような神戸の温泉銭湯方式が、利用者の多い温泉を最大限良心的に運営する方途であると思う。
露天風呂はなく内湯のみ、小さめのサウナも付属する。なお、分析表に、温泉に影響を与える項目として加熱・循環・塩素消毒の表示があるので誤解することはないと思うが、主浴槽に勢いよく注がれている湯は飽くまで循環湯で、オーバーフローしているように見えてもかけ流しではないことに注意。まさか源泉だと勘違いして飲んでしまう人はいないと思うけれど。2人が参考にしています