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伊東線 網代駅を出て海岸沿いの道を左に徒歩10分。
でっかく、「磯料理」と巨大な看板が建物に張り付いていて、すぐそれと解る。
一昔前のマンション風の4階建て。まあ、パッとしない建物。
立ち寄りで昼食と日帰り温泉をいただくことにした。
(ここは宿泊もできるし、食事だけ、入浴だけも可)
玄関にお迎えに人懐こい犬がいる。看板犬なのだろうか。
露天風呂は、
道ひとつ挟まず波打ち際、岩場の海岸の真上の建物から海側にせり出している。
風呂の縁から下をみるとそこは海。すぐ脇の岩場にはフナムシやカニが...。
本物の波の音が心地よい効果音となっている。
100%源泉の掛け流し湯で、
次々と浴槽をあふれ出す湯が海に直接注ぎ込まれており実に豪快。
湯につかれば、海と海岸線を一望できる素晴らしい眺め。
温泉は飲料もできるようにコップが備え付けてあるが、
大変塩辛く、ごくごくはとてものめない。
ただ、その塩分のせいかたいへんに温まる湯。
幸いなことに、一人も入浴者がなく、2時間あまり貸切状態となった。
2時間を過ぎた頃、露天風呂へ20代前半の男性が入湯、程なくして、
「じゅんちゃーん!」
と女性の声が....。
女湯の露天風呂は男湯のそれと隣接していているらしく、隣の女湯からの声か。きっと男性の彼女なのだろう。
彼は私がいたからなのか、彼女の呼びかけに応えもせず黙っていたのだが、
さらに彼女の、
「じゅんちゃーん」
と催促の呼びかけが...。
なんだか私も、悪いような気がして、彼を一人(いや壁越しに二人か)にしてあげることにして湯を後にした。
脱衣場で、彼らの「ねえ、露天、熱くねえ?」「あっついね~」
なんて会話が聞こえてきた。
-うん、熱かったよ。源泉45℃だからねえ...-
なんて思いながら湯を後にし、食事をとることにした。。
(ちなみに普段はこんなに熱くないみたいです。)
海を眺めながらの魚の料理は、値段の割には豪華な内容でおいしい。
上品ではないが、豪快で新鮮。満足。
おみやげには、自家製のイカの塩辛がおすすめ。とてもうまい。8人が参考にしています