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仕事で関西から帰京の途中、熱海に下車して立ち寄る。冬の平日の夜7時とあって、男湯(男湯と女湯は毎日入れ替え。広い露天風呂があるほうが男湯の日だった)はだれもおらず、貸切。そのせいもあってか、露天風呂を満喫できた。海のそばだけに塩っぽい湯で、好き嫌いはあろうが、純度の高い、気持ちの良い湯だった。源泉掛け流しで加温もしてないと書いてあったが、温度もほどよい熱さだ。老朽化した施設やいま一つ趣のない庭園ながら、いまや低い評価が定着した(?)熱海に、いまなお本物の温泉ありと感動させる温泉だと思った。少なくとも入場料1000円の価値はある。最近、火曜日が定休になったとのこと。余談ながら、帰りに「熱海銀座」にある小さな居酒屋「山洋水産」で1600円弱の定食(質量とも評価できる刺身、焼魚など)を注文、ビールと熱燗を1本ずつ飲んだが、ここも非常に満足度が高かった。湯上りの晩酌にはもってこいか。駅までほろ酔い加減で歩いて行き、新幹線で一眠りして帰った。
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