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両親の米寿の祝いを兼ねて両親と私たち夫婦で2泊しました。個々のスタッフの方は感じの良い方もおられましたが、全体の印象としては正直不快な事が多かったです。
まず、部屋付きの仲居さんは感じは悪くなく、悪気もないのでしょうけれど、ときどき両親に「タメ口」的なことばで話されるのは感じがよくありませんでした。
また、予約時にDVD機器のレンタルを頼んでいましたが、セッティングされておらず、仕方がないのでフロントまでその旨を告げに行きました。すぐに、機器をもって来られて、セッティングしていただきましたが、その際、スタッフの方は「ソフトのレンタルは無料で100種類くらいありますので、リストを持ってきますね」と言われ、そのまま、ついぞリストは持ってこられませんでした(ソフトは持参してきたからいいのですが、客に言ったことには責任をもってもらいたいなと思いました)。
また、米寿の祝いでと予約時に告げた際に、ワインをサービスしますとのことでした。うれしく思いました。しかし、当日、色は選べずに、赤しかサーヴできないとのことでした。基本的に和食で魚介類のメニューになるだろうと予想していたので(実際その通りでした。また、予約時に別料金でもかまわないので料理を選びたいと打診しましたが、(正月なのででしょうか?)「それはできない」と言われて、またどんな食事が出るのかの説明もありませんでした)、白ワインをお願いできないかと告げたところ、「できない」とのことでした。しょうがないので、いただいた赤とは別個に、白のボトルを注文しました。サービスですから贅沢は言えないのでしょうけれど、せめて赤白の選択くらいはさせていただきたいなと感じました。
さて、帰る前日、道路の混み具合が心配だったので、翌日の朝食を7時半にしていただきたいと伝えたところ、「それはできない。8時になっている」と言われたときは少しびっくりしました。朝の4時や5時にしろと言ってるのではないのです。7時半という朝食時間が無理だったら、朝早くたたねばならないお客さんはいったいどうしているのでしょうか? 「こだわりの朝食」だから、用意が大変で8時にしか出せないのでしょうか? もしそうならば、事前にその事を知らしておくべきではないでしょうか。そうでないと、あらかじめ旅の予定を立ててここに宿泊して困惑してしまう人が出てくるのではないでしょうか。私たちの場合は、仲居さんががんばってくれたようで、どうにか7時半に出していただきましたが。
なにより、一番驚いたのは、朝布団を片付けに来られた方が、(掛け布団が湿っていたらしく)布団を抱えながら私に「これ、汗ですよね?」と鼻を布団に当ててくんくんと匂いがかいでいたことです。両親が高齢だからおねしょでもしたと思ったのでしょうか? 私の両親はぼけてもいないし、おねしょしたことは少なくともここ数十年はありません。私は「いや、覚えはないし、おねしょとかそんなことはないはずですが・・・」と言いました。片付けの方は、「そうですか」とまだ鼻をつけて匂いをかいでいて、そのあと、「ちょっと、こっちに置いときますね」とその布団を部屋の片隅に置きっぱなしにして、帰っていきました。私の反応もにぶいのでしょうけれど、後になってこの件は少し腹が立ちました。人様の親に対してあまりにも無礼ではないでしょうか。
細かなところはまだけっこうありますが、きりがないので、私たちに直接関することではない事柄をあと少しだけ。私たちは予約したさいに、「ライジングパスポート」プランという、最上階にあるバー(?)の飲み物を回数制限なく注文できるというプランで申し込みました。フロントにいた際に、そのバーのスタッフの女性が同僚に「客がライジングパスポートでたくさんきて、忙しくて、もういやだーー」と話している声が聞こえてきました。一応、フロントという、客が頻繁に来るところですから、あまりそういう話は客に聞こえるようなところでしない方がいいと思いました。それから、そのバーで飲み物を飲んでいたら、たぶん、遅めに到着されたお客さんが来られたのでしょう、フロントスタッフの方がフロントに走っていきながら、「来た、来た」と他のスタッフの人にけっこうな声の大きさで告げていました。「お出でになられました」位の言葉は出ないものなのかなと思いました。
料理とお風呂はそれほど悪くはないと思いますが、泊まった部屋のトイレの便座が上げた状態をなかなか保てないので、男性陣は小用のときにかなり苦労しました。8人が参考にしています