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温泉旅館の情緒とホテルの合理性を併せ持った独特のスタイルというが、ホテルの居住性もなく、温泉旅館のおもてなしの心も合理的にそぎ落とし、食事だけに集中させたオーベルジュといえる。
下足の管理をセルフで行うのは良いとしても、「我が家のように使っていただきたいから」とサービスを削るならば設備と備品をちゃんとするべきだ。
ウエルカムドリンクは無い。 湯飲み茶碗が一人ひとつのみでグラスもない。 自分でお茶を入れるもお茶受けの菓子もない。 お茶のティーバックは1回分しかなく、追加のティーバック、ひげそり、くしは館内の自販機で300円で買えというスタイル。
部屋の設備も問題でベッドとソファーがあるだけで、イスが無いので手荷物が置けない。 隣室の境との防音も不十分で、宿泊した日は女性の四人組が24時まで騒いで閉口した。 風呂の脱衣所にはアメニティがないどころかティッシュペーパーも無く、あるのは温風の出ないドライヤーのみ。
「部屋の鍵はチェックアウトまで自分で管理するシステムになっている」と言われたが、神戸の銭湯めぐりに行くので無理矢理預かってもらった。
チェックアウトの精算時に、2泊目の朝食を洋食に変えた差額が300円だという。
聞いてないよ~とクレイムをつけようと思ったが微妙な金額設定だ。
こちらから言い出して有馬温泉駅まで送ってもらった。 ロンドンタクシーで送ってくれたが、幸いなことに無料だった。
我が家の方がくつろげるし、有馬温泉まで行って2泊した甲斐がなかった。
御所坊と同じ金泉のかけ流し、銀泉は白湯
含鉄ーナトリウムー塩化物強温泉 酸化還元電位 (ORP) 100(2008.10.24)4人が参考にしています