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投稿日:2006年9月23日
露天の天然温泉が優れもの (神戸ホテルフルーツ・フラワー バーデハウス 大沢温泉)
湯けむり天使さん [入浴日: - / - ]
44.0点
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神戸市立フルーツ・フラワーパークの中にある入浴施設。随分近代的で綺麗な建物が立ち並び、こういう施設の湯は大概レベルが低いというのが相場ではありますが、ここは例外、優れものでございました。
内湯の部分は天然温泉ではなく、真水の塩素消毒・循環の湯でありますから、わたくしにはほとんど無関係な場所でありまして、奥の露天風呂のみがお目当てという次第。尤も、サウナも乾式とスチームバス両方を兼ね備えており、設備面でも悪くはございませんが、なんといってもここでは天然温泉が白眉でございましょう。
円形の浴槽に赤錆色の湯がたたえられ、入浴いたしますと金気臭が鼻を衝き、天然温泉を実感するのでございます。浴槽の淵には析出物がこびりつき、成分の濃さを物語ります。源泉は30度程度の低い湯温でありますので、入浴に適する温度にまで加温されてはおりますが、その他には何等加工することなく源泉を浴槽にかけ流されているのでございます。加温のみの源泉かけ流しの湯は存在感あるもので、塩分濃度は有馬の湯より低いのですが、金気臭はこちらが強く、この湯をもって、この施設の湯を否定的に評価する方々がおられるとすれば、わたくしにはその意図は理解しかねます。
わたくしはこの施設の温泉利用法に共感いたします。例えばこの塩化物強塩泉を除鉄のうえ循環させて塩素を大量に投入した透明な湯を全浴槽に流し込んで、天然温泉を謳った施設であったとしたらどうでしょうか?どちらが温泉を大事に利用している施設といえるでしょうか?
湯量に見合ったった浴槽を造り、天然温泉はできるだけ加工しないのが良いとわたくしには思われるのですが。その意味で、この茜の湯は良心的に運営されていると好感を抱くのでございます。2人が参考にしています
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