-
ここは、施設全体が、昭和初期の建物などをイメージしているのか、アンティークな趣向が随所で感じられよう造られています。
浴室に入ると、大きな岩が二つ目を引きます。これをくり抜いてかけ湯の湯溜めとしており、これはお見事。内湯には、源泉浴槽(あつ湯、ぬる湯)、高見の湯、高温サウナ、スチームサウナ、水風呂などがあります。内湯の室内壁面全体はダークブラウンの板張りでまとめられていますが、暗い印象です。
源泉浴槽は、あつ湯、ぬる湯ともひば材を使用しゆったりとして浴槽となっており、山奥にでもある湯治場のような感じを作っていますが、温泉はかけ流しでないと思います。
高温サウナはマットをあまり交換しないのか、汗でビショビショでした。水風呂は岩風呂風になっており、これはなかなかいい雰囲気。なお、水風呂のすぐそばに「明神の力水」と書かれた水のみ場があります。常時チョロチョロと水が流れこれを柄杓で汲んで飲みますが、ぬるい水ではチョットねえ。
露天には、植栽が自然な感じで植えられています。よく見ると柑橘系の大きな実がなっていました。ここに、岩風呂、寝湯、ひのき風呂などがありますが、いずれも温泉ではありません。岩風呂も、好みの湯加減が選べることができます。ただ、休憩しようと思っても、奥の壁際に丸太を組んだような腰掛があるのみで、イスなどは置いていません。
全体としては、アンティーク調の統一的なイメージをコンセプトに作られているのでしょうが、それが逆に押し付けがましく感じられます。何かイメージを重視するあまり、肝心な部分が抜け落ちている感じがするし、あまり落ち着けませんでした。また、ここの施設と比較し、土日祝日が1,200円とは料金設定が高すぎです。3人が参考にしています