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日曜日と祝祭日は昼間から営業しており、初めて昼間に入浴してみたところ、絶えず5~6人の入浴客がいた。客が途切れることがない。結構会員の数も多いとみえる。男湯だけでなく、女湯も大層盛況であった由。
ただ、この施設は廃工場を利用したものなので、施設内の「地底旅行」というレストランも含めて、夜間に赴いた方がミステリアスな雰囲気を味わえる。暗い廃工場と、隣接した近代的超高層マンションとの対比の妖しさは、夜間が格別。まさに都会の妖しきスポットの如き趣き。よくもこんなところに天然温泉があったものだ。内実は和気藹々とした銭湯に近いのだが。
脱衣場に分析表が貼ってあった。泉質は単純泉で、弱黄褐色透明、微塩味の湯。湧出温度は46.7度で、毎分700リットル弱の湧出量を誇る。カランもシャワーもすべて源泉利用されているほど湯量豊富だ。
なお、男湯には長方形の浴槽が二つあり、それぞれに太いパイプから源泉が惜しげもなく注がれている。写真は石の浴槽に注がれる源泉である。大阪市内にここまで源泉かけ流しを視覚的に認識できる施設は他にあるまい。豪快に注がれ豪快に流れ去る。これは貴重だ。0人が参考にしています