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投稿日:2025年9月8日
つげファン聖地の源泉かけ流しの長八の宿… (松崎温泉 長八の宿 山光荘)
きくりんさん [入浴日: 2024年2月29日 / 滞在時間: 1泊]
55.0点

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つげファン聖地の源泉かけ流しの長八の宿
松崎町のなまこ壁通り沿いの「伊豆文邸」の前に佇む、昭和41年(1966年)に開業した鄙びた外観がたまらない木造旅館。入江長八やつげ義春ゆかりの宿でもあります。平日に、素泊りで利用してみました。
海鼠壁に囲まれた建物は築200年以上で、元造り酒屋だったのだとか。以前宿泊した大沢温泉ホテル(現在は日帰り温泉 依田之庄)と同じ家紋が暖簾に描かれており、女将さんに尋ねるとこちらも旧依田家住宅とのこと。
また、漫画雑誌「ガロ」に登場する「長八の宿 海風荘」のモデルとなった宿で、漆喰鏝絵の名人である入江長八の作品が多く残されています。
この日は、長八の鏝絵が施された蔵を改装した「長八の間」に宿泊。実際につげ義春が宿泊した部屋で、ファンにとっては聖地ですね。1階は食事処とウォシュレット付トイレや洗面台、急な階段を上がって2階が2畳半次の間付き8畳和室です。窓から、長八の作品を間近に見られ、中庭を望む景色です。
早速浴衣に着替えて、帳場から真っ直ぐ奥に廊下を進んだ突き当たりにある男女別の大浴場へ。男湯は、左側です。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左右に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
右奥に4人サイズの岩風呂があり、無色透明のカルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉[源泉名: 混合泉 町営6号泉(松崎6号)、町営9号泉松崎(13号)]が、源泉かけ流しにされています。泉温52.8℃を加水・加温なしで、42℃強位で供給。PH8.6で、肌がややスベスベする浴感です。循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、ほんのりと芒硝臭がしてまろやかな味。縁の岩が、温泉成分の析出物でまるで雪が積もったように見えます。
窓を開けても、住宅街なので景色は望めません。壁に鏝で描かれたような蟹の絵を眺めつつ、ずっと独泉でまったりできました。
夕食は、徒歩で10分程の食事処「食彩 久遠」へ。お通しは、メジナの白子ポン酢。塩鰹のサラダと真蛸の桜煮を注文。地酒「臥龍梅」の純米酒がすすみます。大将お勧めのアラの口周りの煮付けを頂き、「正雪」の純米辛口を追加。〆の特上寿司は地魚の握りで、平目の昆布〆・アラ・尾長メジナ・鯵・〆鯖・鰯の酢〆・金目鯛炙り・鮪の漬け・目鯛の胡麻醤油漬・アオリ烏賊の雲丹乗せ・穴子と玉子焼・巻物は干瓢と茎山葵、あら汁でお腹一杯に。日本酒の種類は少なかったものの、大将の気配りが素晴らしかったです。
翌日も、チェックアウトまで朝風呂を堪能。この日の宿泊客は自分一人で久々の全館貸切状態でしたが、浴室の男女入替えはありませんでした(希望すれば女湯も入れたかも)。
今は素泊りのみですが、徒歩圏内に飲食店もいくつかあるので、むしろ食事を自由に楽しみたい人や懐石料理では量が多すぎて困るような人には、都合がいいかも知れませんね。
主な成分: ナトリウムイオン310.9mg、マグネシウムイオン1.7mg、カルシウムイオン308.9mg、ストロンチウムイオン1.7mg、フッ化物イオン0.7mg、塩化物イオン80.6mg、硫酸イオン1288mg、炭酸水素イオン11.1mg、炭酸イオン4.1mg、メタケイ酸57.1mg、メタホウ酸2.6mg、成分総計2.077g15人が参考にしています







