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2012、初湯はここ金湯館になった。始めは白寿にしようかと友人と話していたが、ここらまで来たら近いんじゃない?ということになり、行ってみますかということで行ってきた。車1台すれ違えない道をひた進み、きりずみ館に到着。ここからは徒歩30分かけて歩きです。「ほいほい坂」と名付けられた山道は名前とは裏腹に中々ハード。運動不足と加齢を実感。やっと見えてきた建物は栃木県 北湯を彷彿とさせる佇まい。
浴室はあまり秘湯感を感じさせないが、湯は扉を開けた瞬間にわかる素晴らしさ。上品なたまご臭が漂う。39度程の温めの湯は、冷え切った体には適温に感じたが、浸かるにつれて徐々に温く感じ、最後は皮膚と湯の境目が無くなる不思議な感覚に。
泡が半端じゃなくつく。ヌルキシの肌触り。韮崎旭を彷彿とさせる。
とにかくここはいつまでも入っていられる。明日が仕事じゃなかったら…。そう思いながら、日の隠れた薄暗い谷間をひた歩き、帰路についた。15人が参考にしています