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5月3日に行きました。場所的には中国山地の山間部にある、他にな~んにもないところである。でもこの温泉はいい温泉だった。
■ここの神楽は土日祝の12時半・14時半に各40分演じられており、500円で鑑賞しました(1枚の券で両方とも見られます)。
土曜には神楽の公開練習が20時から21時半まであり見学は無料。他の人のクチコミで土曜に泊まりで見に来たいというのは、このことだったんだなあ、私も同感だなあと思いました。
■なんでもここ安芸高田市美土里町は神楽が盛んな所で、町内だけでも13もの神楽団があるとのこと。その13の神楽団が、交代でこの「神楽門前湯治村」で演じている。
私の行った5月3日は「黒瀧神楽団」という神楽団が演じていた。若い男前が2~3人いる神楽団だったので、観客の女性の中から「あの男いい!」と言う声も聞かれた。
■過疎地の山間部の神楽なので、正直、地味でつまらない演劇を想像していたが、全員、彩色豊かな衣装を身にまとい、分かりやすい演目だったので、見ていて面白かった。いい意味で期待を裏切られた。神楽の日程については安芸高田市役所のHPで「神楽門前湯治村」のページを探せばわかる。
■さてこの施設の説明だが、「神楽ドーム」と「天然ラドン温泉 岩戸屋」、そしてその2つをつなぐ「門前通り(江戸時代の商店街を再現したような町並み)」のエリアでできている。
「門前通り」では、駄菓子屋・飲食店・玩具店・旅館(これは実際に泊まれる!)・神楽を学ぶ資料館などが立ち並んでいた。その中で旅館は4軒ほどあり、1泊2食10,650円~もあれば、素泊り3,250円~もある。実に安い!
旅館のチェックインは16:00からなので、夕方になるとゆかた姿の湯治客が「門前通り」を練り歩き始める。ふぜいがあって、とてもいい感じだ。
■本題の温泉だが、中は2階建て構造だった。1階は洗い場と内湯、外湯は岩風呂が1つあった。
2階は香りのある内湯とサウナ、外湯はジェットバスがあった。
せわしなく日帰り利用するのもいいが、泊まりでゆっくり何度も湯につかりたくなるような、そんな風呂だ。そして夜は「門前通り」で家族と食事でだんらんを囲み、神楽を楽しむ・・・。まさにそういう過ごし方が似合う。リピーターが多いのもうなづける。
■参考までに、交通は広島市から、毎日2往復の高速バスが出ている。広島バスセンター(広島そごう内)発は、第1便は9:10発(広島駅は8:55発)、第2便は14:10発。帰り便は、神楽門前湯治村発の第1便が11:00発、第2便が15:50発(広島駅は17:05着)。運賃は片道1500円。1人が参考にしています