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いにしえの湯治宿から脱皮した向かいの慶雲館と民事係争中との事ですが、貴重な自噴湯を守るためにも、是非勝訴を目指して頑張ってもらいたいと思います。
建物脇の小道沿いに、「百貨店・雑貨」と記した木造廃屋があります。老若男女、和気あいあいと滞在したであろう昔が偲ばれます。
昭和40年代と思われるパンフレットには、屋上プールでくつろぐビキニ姿の女性が写っています。時代に合わせてリゾート施設に生まれ変わろうとした頃でしょうか。
そして今、その存在自体が一種畏敬の念で見られています。良い意味でも悪い意味でも。
内湯は窓が大きく採られて新緑が目に眩しいばかり、下手な露天よりずっと解放的です。景色の奥の方には滝も望めます。お湯は、俗に言う「柔らかで、なめらかな泉質」とは対照的な、硬めのお湯です。他にこれと言って特徴は無いみたいにも思えますが、湯上り後は心地よい疲労感が体を包みます。上質のお湯です。
尚、てっきり蓬莱館の駐車場だと思って車を停めた所は、実は慶雲館の駐車場でした。「どうぞ、どうぞ、停めて戴いて結構ですよ」と笑顔で言って下さり、大変助かりました。
慶雲館もガンバレ !42人が参考にしています