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大峰館には、午前10時過ぎに着いた。案内を請うと、日帰り入浴は午前11時からとのことであった。水上の道の駅で時間をつぶし、午前11時過ぎに再訪した。駐車場は、玄関脇をぬけた建物の裏手にある。入浴料は800円。
先客はいなかった。浴室に入ると、3m×2.5mの湯船に無色透明なお湯が掛け流されている。ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。湯温は42度弱というところか。柔らかな浴感である。湯船の中は石造りだが、縁には木が張られていて、その上をお湯が静かにオーバーフローしている。
浴室の隣に大きな石を組んだ露天風呂がある。3人サイズだが少し深過ぎて、座ると顎の下までお湯が来る。湯温は40度弱というところだ。周りは囲いがあり、眺望は無い。露天風呂も掛け流しとのことだが、排水の構造的には循環のように思える。
内湯は、体を沈めると体積分のお湯もオーバーフローするが、湯船から均等に溢れ出し、まったく音を立てない。音を立てないまま床の全面を滑るように流れ、排水溝に落ちて初めて音を立てるのである。お湯の溢れ方や流れ方は、まるで計算されているかのようだ。
面白くて何度も試してしまった。6人が参考にしています