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群馬県側から行くと、湯の丸高原へ向かう県道沿いで、わかりやすい場所にあります。建物はたいへん重厚な感じがして、立ち寄り入浴するには気が引けるくらいですが、宿の方はいたって気安く日帰り入浴を受けてくださいました。玄関や廊下などにも歴史と風格を感じさせるものがありました。古い木製のスキーが飾られていたのも、宿の雰囲気と合っていました。
お風呂は石造りの湯船が一つだけというシンプルなものです。が、この浴室の外にはコマクサが植えられていて、夏には可憐な花を見ながら入浴することができます。こまくさの湯と名づけられているゆえんです。私が訪れた8月上旬は、少し時季が遅かったので、すでに萎れた花が多かったのですが、それでも遠目には楽しむことができました。
お湯は近くの鹿澤温泉温泉から引湯していますが、源泉を放流式で利用しています。硫黄のにおいがするやや濁りのあるお湯は鹿澤温泉と同様なのですが、どうもこちらの湯の方が若干薄いように感じました。
一点、この施設で残念だったのは脱衣場で、プールの脱衣場で感じる異臭を感じたことです。0人が参考にしています