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テルメテルメは、中沢ヴィレッジ付帯のプール・温泉施設である。中沢ヴィレッジ入口の隣り、ベルツ通りに面して専用駐車場があり、駐車場脇の、ベルツ通りから延びる木道の先に玄関がある。ロビーは広く、受付はホテルのフロントのような感じだ。利用料を支払うと専用ロッカーの鍵を渡される。利用料は、平日、温泉施設のみの利用で910円。
温泉施設は、大きく大浴場、時間湯、サウナに分けられる。
大浴場は内湯のみで、万代鉱源泉が引かれている。湯舟は熱湯、温湯、寝湯に分かれており、源泉は熱湯にのみ供給されている。お湯は熱湯から温湯に溢れ、温湯から寝湯に溢れる造りだ。湯温は、熱湯が45度位、温湯が43度位、寝湯が42度位である。熱湯は6人ほど、温湯は10人以上、寝湯は5人ほどが入れる。強酸性のため角質が溶けるのか、少しぬるっとする浴感である。他に打たせ湯などもある。
時間湯は、湯もみ体験ー女湯ー男湯の順で、30分ずつのローテーションになっている。男湯は、最初11時から11時25分までで、次は12時30分からということになる。源泉はわたの湯で、酸性含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩・塩化物泉である。硫化水素臭が強く、パウダー状の湯花の量も多い。草津の中では、煮川源泉に似ているとも言える。湯舟は四つに分かれており、スタッフによれば、入口側の二つは44度、テラス側の二つは43度に調整しているとのことであった。深さはいずれの湯舟も腹部まであり、ゆっくり長湯というわけにはいかない。それほど熱いわけではないが、湯舟の脇にはいくつか砂時計が置いてあった。
源泉引湯状況一覧表(平成16年8月15日作成)によれば、テルメテルメ以外でわたの湯源泉を引いているのはホテルとペンションの一つずつで、貴重といえば言えるようだ。それだけでも一度は利用してみる価値があると思うが、ナッピングルームや休憩室もあり、長時間滞在型の人にはお薦め出来る。7人が参考にしています