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二時間半程眠ってから、星空の中を、草津に向かって出発しました。草津が近くなってくると、屋根やボンネットに雪が積もっている車と何台もすれ違うようになりました。
最初に訪れたつつじの湯が工事中なので、どうしようかなぁと思いながら歩いていると、お饅頭屋さんの前に差し掛かりました。お饅頭をほおばりながら、凪の湯の場所を教えてもらって、薄暗い階段を降りていきます。地下にあるとか、入口がわかりずらいとか、そういう所ってちょっぴり秘密めいていて、いつも好きです。
お湯は思いきり熱いです。水の蛇口をひねり、適温になるのを待ちます。浴槽に体を沈めると、熱い感動に襲われます。草津のお湯は個性的で、本当に素晴らしいです。この浴室の中が一つの小宇宙のように思えてきます。お湯を口に流し込むと、先日訪れた那須の硫黄泉より、一段と酸味が強いと思いました。水を止めて、お湯を純粋に感じようとしますが、何だか気が遠くなりそうな気がします・・・
体を拭きながら、壁のポスターをしみじみと眺めます。草津温泉は日本一の湧出量、お湯には強い殺菌力があるなんて、凄いお湯なのですね。昔の大名が入浴したというのも、もっともだと今さらのように感心しました。その後、関の湯にも寄りましたが、浴槽が小さいせいか、温泉が更に濃く感じました。今日は至福の一日であることは間違いないです☆
温泉なのに、凪なんて、海みたいな感じの名前もいいな。
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