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投稿日:2025年3月15日
色々と驚かされたふぢ金旅館の思い出… (ふぢ金旅館(閉館しました))
きくりんさん [入浴日: 2023年7月31日 / 滞在時間: 2時間以内]
55.0点
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33.0点
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色々と驚かされたふぢ金旅館の思い出
かみのやま温泉街の中心地にひっそりと佇む、木造3階建ての温泉旅館。むくり屋根の玄関がカーテンが掛けられ閉まっていたので電話してみると、通りに面しているのは古い玄関で、湯処「名人の湯」の方へ回り込んだ裏手の玄関から入るのだとか。平日の午前中、日帰り入浴してみました。
入浴料500円は、玄関を入って左側の受付で。女将さんに1000円札を渡すと、なんと500円玉2枚と100円玉3枚を返されます!?「お釣りの方が多いですよ」と、多い分をお返し。券売機やオンライン決済にはない、ほのぼのとしたやり取りがいいです。奥へと廊下を進み、右手の少し階段を下りたところに、大浴場「つるはぎの湯」があります。
籐籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側に1人分のシャワーと右側に2つの水蛇口がある洗い場。アメニティは、家庭用のものです。
左奥に5人サイズのタイル張り石枠内湯があり、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉(源泉名: 上山地区1号源泉、上山地区2号源泉、上山地区3号源泉の混合泉)が、源泉かけ流しにされています。
泉温64.3℃を加水・加温なしで供給するため、激熱かと湯温を計ってみると、およそ32℃位!?温泉計が壊れたかと思って触れてみると、やっぱり冷たい。バルブを開いてみても、チョロチョロとしか湯が出ず、浴槽が大きいので湯温が上がりません。この日は猛暑日だったので、そのままぬる湯を堪能。
PH7.9で、肌がややスベスベする浴感です。循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、ほんのりと塩化物臭がしてうっすら塩味。ずっと貸切状態でまったりできました。
ご主人に今日は大浴場がぬるめでしたねと話すと、もう1つの貸切風呂も入っていいですよとのこと。
位置的には、古い玄関のすぐ脇にあります。1.5人のサイズのタイル張り内湯で、こちらも湯温を測ってみると58℃強と激熱!!さすがに加水しないと入れません。結局汗だくになりつつ、本来のかみのやま温泉を堪能しました。
高齢のご主人と女将さんなので宿の営業も大変だろうなぁと感じましたが、その後まさか閉館してしまうとは。次回は雪の降る季節に再訪したいと思っていただけに、とても残念でなりません。
主な成分: リチウムイオン0.6mg、ナトリウムイオン505.8mg、マグネシウムイオン0.5mg、カルシウムイオン313.3mg、マンガンイオン0.1mg、フッ素イオン4.2mg、塩素イオン727.3mg、臭素イオン1.9mg、ヨウ素イオン0.1mg、硫酸イオン733.1mg、炭酸水素イオン23.0mg、メタケイ酸56.6mg、メタホウ酸12.0mg、メタ亜ヒ酸0.2mg、遊離二酸化炭素1.0mg、蒸発残留物2533mg15人が参考にしています