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投稿日:2023年1月5日
常連さんとコンテナに納まる至福の湯浴み… (二子浦温泉)
きくりんさん [入浴日: 2021年10月30日 / 2時間以内]
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常連さんとコンテナに納まる至福の湯浴み
福島県と茨城県の県境付近に位置し、勿来漁港にも程近い国道6号線沿いにひっそりと佇む、温泉マニアにはよく知られた湯処。土曜日の午後、利用してみました。
実は場所がよく分からず一度通り過ぎてしまい、道路の反対側にある温泉スタンドを目印にリターン。小松水産という水産卸会社の敷地内にあり、駐車スペースも数台分あります。
オープン時間よりも早めに着いたので、外観の写真を撮っていると「撮影禁止」の貼紙を発見。まあ仕方ないかぁとベンチに腰掛け、後から来られた常連さん達としばし世間話。定時に女将さんが母屋から出て来られて、「はい、どうぞ」とオープンしました。
共同浴場のように入口が男女別で、男湯は右側です。入浴料250円は、入ってすぐ左側の番台で。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーはありません。
私はササッと服を脱ぎ終えてしまったのですが、常連さん達は年齢高めで且つお話ししながらなので、まだ半分も脱げていない様子。ダメ元で女将さんに「記念にお風呂の写真撮っていいですか?」と聞いてみたところ、「まだ誰もいないからね、どうぞ」と優しいお言葉。常連さん達にも「すいませ〜ん、先に撮らせて下さ〜い」と許可を得て撮影できました。
浴室に入ると、左側に1人分の上がり湯と水の蛇口。石鹸などのアメニティはありません。
壁側に3人サイズのプラスチック製の漁業用大型コンテナを利用した浴槽が2つあり、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(源泉名: 二子浦1号)が、源泉かけ流しにされています。泉温45.1℃を加水・加温せず、手前の方は40℃位で供給。PH8.3で、やや肌がスベスベする浴感です。湯口は浴槽の中で、舐めてみるとすごい油臭がして塩辛いです。
続いて、奥の浴槽へ。以前は半露天風呂のように屋根がなかったようですが、この時はこちらもポリカ波板の屋根あり。雨の日でもいいようにと、付けたのでしょうか。湯温は41℃位。景色は見えませんが、ぬる湯でまったりできました。
本当はもっとゆっくりしたかったのですが、週末のせいか後客さんが次々と入浴。3人づつ浸かっていた2つのコンテナが一杯になってしまったので、お先に失礼しますと挨拶して上がりました。
漁業用コンテナの浴槽は他ではなかなか見ることができないし、いつまでも変わらずこの温泉を愛するお客さんの笑顔と共にあり続けて欲しいなと思います。
主な成分: リチウムイオン1.9mg、ナトリウムイオン2891mg、マグネシウムイオン2.9mg、カルシウムイオン1454mg、ストロンチウムイオン15.3mg、マンガンイオン0.1mg、鉄(II)イオン0.1mg、フッ化物イオン2.5mg、塩素イオン6492mg、臭素イオン30.5mg、ヨウ素イオン7.3mg、チオ硫酸イオン0.2mg、炭酸水素イオン7.6mg、炭酸イオン8.9mg、メタケイ酸29.7mg、メタホウ酸56.8mg、遊離二酸化炭素38.2mg、成分総計11.52g
※なお、平成22年の分析書だったので間もなく更新かも知れません。18人が参考にしています