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投稿日:2025年9月10日
4つの貸切風呂と自家源泉の傳太郎の湯… (伊東温泉 鈴伝荘)
きくりんさん [入浴日: 2024年3月5日 / 滞在時間: 1泊]
55.0点

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55.0点

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55.0点

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44.0点

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44.0点
4つの貸切風呂と自家源泉の傳太郎の湯
伊豆急行線の南伊東駅から、徒歩で約5分。住宅街の中にひっそりと佇む、民家風の木造2階建ての温泉旅館。平日に、一泊朝食付で利用してみました。
この日は、2階の8畳広縁付き和室「天城」(トイレ・洗面台共用)に宿泊。窓から、中庭や駐車場、そして遠く山を望む景色です。
早速浴衣に着替えて、4つある貸切風呂へ。いずれも無料で、予約も必要なし。空いていれば、入口の札を「入浴中」にして使えます。まずは、1階真ん中にある内湯「大風呂」へ。
棚とベンチだけの脱衣場には、ドライヤーなし(どの浴室にもなく、共用部の洗面台にあり)。浴室に入ると、左右に2人分のシャワー付カラン(カランも温泉)がある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
窓際に巨石を配した7人サイズのタイル張り内湯があり、無色透明の単純温泉(源泉名: 岡276号泉)が源泉かけ流しにされています。「傳太郎の湯」と呼ばれる自家源泉で、泉温55.1℃を加水・加温なしで、42℃強位で供給。PH8.3で、肌がややスベスベする浴感です。循環・消毒なし。湯口は3カ所で、内一つは湯雨竹のような湯口。湯を口に含むと、芒硝臭がしてまろやかな味がします。窓の外は、ブロック塀と巨石。広い浴室を、独泉でまったりできました。
続いて、1階手前の内湯「小風呂」へ。ベンチと籐籠のみの脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、右側に1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、同じものです。
左側に瓢箪を縦に割ったような2 人サイズのタイル張り石枠内湯があり、湯温は42℃弱位。窓を開けると、源泉升と物置スペースの景色でした。
続いて、1階奥の露天風呂へ。ドアを開けた所に、ベンチと脱衣籠がある簡易的な脱衣場。飛石を渡って奥に進むと、2人サイズの石造り浴槽があり、湯温は41℃位。囲まれているので、景色は望めませんでした。
夕食は、伊東駅近くの居酒屋「まるたか」で。お通しは、鰯の南蛮漬。黒はんぺん焼、地鯖のたたきで、地酒「日本刀」の純米吟醸がすすみ、青ヶ島焼酎のロックを追加。うずわ(宗田鰹)定食に舌鼓。最後の出汁茶漬けまで、美味しく頂きました。
翌朝は、2階の露天風呂へ。棚に籐籠が置かれた簡易的な脱衣場。左側に、かけ湯用の瓶がある洗い場。アメニティは、同じものです。
中央に8人サイズの石造り浴槽があり、湯温は42℃強位。囲まれていますが、2階なので空がよく見えて開放感あり。ソテツの木を眺めつつ、独泉でまったりできました。
朝食は、1階の食事処で。お品書きなしで、説明もなし。ふっくらと焼き上がった鯵の干物主菜の和定食に舌鼓。コーンスープ・鰤大根・だし豆腐・ポテトサラダ・じゃことめかぶ・ひじきとおから・山芋納豆の小鉢が並ぶ。ご飯となめこの味噌汁で、中庭の日本庭園を眺めながら美味しく頂きました。
なおご主人いわく、改築工事のため昨年3月末で一旦予約を締め切り、リニューアルオープンする予定なのだとか。貸切風呂も増えるとのことで、今年秋頃の再開予定が楽しみです。
主な成分: ナトリウムイオン159.4mg、カルシウムイオン67.8mg、マグネシウムイオン0.07mg、炭酸水素イオン22.0mg、炭酸イオン1.7mg、塩化物イオン82.8mg、硫酸イオン366.4mg、水酸化物イオン0.034mg、臭化物イオン0.05mg、メタケイ酸63.6mg、メタホウ酸2.2mg、メタ亜ヒ酸0.082mg、成分総計0.769g
※なお、平成19年の分析書だったので、間もなく更新かも知れません。15人が参考にしています







