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11/14 イーダちゃんのオススメが気になっていて海に行った帰りによってみました。
伊東市指定文化財の東海館、昭和初期に建てられ平成9年まで営業していた木造3階建ての立派な温泉旅館です。営業中は文壇の名士がよく訪れて執筆もしていたようです。
現在は伊東市の文化施設として保存指定され伊東温泉観光文化施設として一般に有料で開放されています。贅をこめた客室や相模湾を一望する4階の望楼、100畳の豪華宴会場、磨きこまれた廊下や階段などなど今でも直ぐに使えるような、昔そのままの形で展示開放されています。
ちょうど11月は伊東市の東海館祭り期間中で、11月中の各土曜日には東海館の100畳の宴会場で伊東市の芸娘や各種お座敷文化の催しが行われるようです。
さて、東海館の入場料は200円、入浴は入場料込みで500円です。
時間で男女浴槽を分けているとの事でしたが誰も入浴しておらず受付の方が広い浴槽のほうを男性用に変えていただけてゆったり独り占めしてきました。
10名ほどが入れるタイル貼りの浴槽には森田東光作の唐獅子の口からとうとうと豊かな湯が注がれていました。刺激のない穏やかな食塩泉で肌につやつや感を与えてとても温まる湯です。もちろん掛け値なしの掛け流し。お湯が勿体なーいと思うのは都内のスパ銭に慣れてきてしまった貧乏性でしょうか。
東海館はバスで見学に訪れる方々も非常に多いようでちょうど入っている時間にもガヤガヤと団体さんが訪れていましたがこの湯に入らなきゃ損ですね。
館内には客室展示のほかに休憩所もあって展示のほかにゆったりとお茶などを飲むことが出来ます。
(浴場は関係者以外立ち入り禁止となっていてお風呂を覗かれるような事はありませんでした)
是非一度、伊東の昔を残す温泉旅館に行ってみてくださいね。10人が参考にしています