-
連泊プランで福寿荘に宿泊しました。到着時のゆずみつ、女性は選べる浴衣、夕食時の炭焼きなど、いろいろと気の利いた宿だと思います。
福寿荘は小さな中庭を囲んでコの字型の建物です。場所が悪いと正面に他の人の部屋が来ることになり、障子が開けられません。幸い正面に建物のない部屋でしたので、中庭を眺められました。が、チェックアウト後の人たちが写真をとるためこぞって中庭に出るため、ものすごい近くに人が現れるのには閉口しました。
風呂は雰囲気はありましたが、露天がぬるすぎ。一ヶ所しかないので非常に残念でした。寒いといって出る人ばかり3日ともそうでした。また、男性用は内風呂と露天が別の場所にあり離れています。一旦内風呂で温まってからでないと寒くて露天はおすすめしません。女性用の露天も屋根がほとんどを覆っているので半露天という感じです。男女とも刺青の集団が入ってきたのには驚きました。今はそういうことで断れないんでしょうか。
室内は比較的センス良く、わりと広めで快適です。ただ良く見ると畳はビニールなのが興ざめでした。館内も石畳かと思うとビニール、玉石かと思うと良く見るとビニール、塗り壁のように見えるビニールクロスと、実は安く作られています。新品のときはなかなかセンス良く高級感があったでしょうが、古くなると張りぼてのよう。本物だったら古さがかえって味になりなかなかの良い旅館だったと思います。
末広荘のほうは風情のある佇まいが結構すてきでした。伊東大和館に泊まるならこちらが本当なんでしょう。ただ、28000円前後支払うのなら別の選択肢もあるかもしれません。
社員旅行とか忘年会にはいいかもしれませんし、エセとはいえある程度の雰囲気を感じられ食事が楽しくてこの価格ならある意味リーズナブルなのかもしれません。ちなみに前述の方お褒めのデザートバイキングはさほどおいしいものではありませんでした。出来合いのものを買ってきてる感じです。
二泊なので仲居さんに心付を渡しましたが、その方に会ったのはそのとき限り。食事も布団敷も帰りのお見送りも毎回別の方で、特別な配慮は一切感じませんでしたので、心付は不要かと思いました。1人が参考にしています