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殿様に献上した由緒あるお湯だそうで、建物も建て替えられ立派な共同浴場です。平日の夕方4時過ぎに訪れました。この時間でもうすでに大混雑です。伊東の人はずいぶん早々とお風呂に入るんですね。まあお年寄りが多かったけど。
浴室に入ると壁に沿ってカランがあり、中央に大きな湯船がデンとあり、透明なお湯が溢れて床に流れる、いい感じのお風呂だ。カランの位置が妙に高いのが気になったが、カランのお湯も温泉。ツルツル感のあるお湯だ。湯船のお湯はちょっと熱めだが、体を伸ばしてゆっくり浸かれて気分がいい。
この建物の2階3階は地区の集会所、1階の浴場の暖簾の前にはソファがあり和田地区の資料などが展示されているので、ダンナが出てくるまで見物。和田大湯に初めて湯小屋が建てられたのが1598年とあるので相当に古い。1703年の元禄大地震で津波に襲われ、163人の被害を出す、とある。やはりこの辺も津波は来るんだ。昭和11年には山頭火がこのあたりに宿泊し、たびたびこのお湯に入りに来たそうです。16人が参考にしています