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JR岸辺駅のすぐ近く、スーパーや飲食店などの商業施設が集まった一角に極楽湯吹田店はあり、駐車場も共用になっている。 こういった営業のやり方は北神戸ぽかぽか温泉や尼崎やまとの湯にもあるが、最近造られた商業施設によく見かけるパターンである。経費の面や集客効果でのメリットがあるのであろう。
駐車場では駐車券が発行されるので、これをフロントに持って行って機械に通してもらうことによって3時間無料になる。
建物の中に1000円(会員価格)でカットしてくれる散髪屋が併設されている。これも最近のスーパー銭湯にはよく見られるパターン。
さて、風呂であるが内湯はジェットパスやサウナなど一般的なスーパー銭湯にあるものは一通り揃っているがこれといって珍しいものはない。広さもそれほど広くない、
露天風呂はけっこう広い。各浴槽に循環湯、掛け流しの表示がされており、掛け流しは源泉風呂のみである。
温泉を使用した露天の岩風呂は二段になっており、上段が源泉風呂で源泉風呂からあふれ出た湯が下段の浴槽へと流れ落ちる仕組み。下段の浴槽は循環、塩素消毒されているようだ。
温泉はかすかに褐色がかっているようであるがほとんど無色、透明、無味で単純温泉とのことであるがかすかに金気臭がしており、適度なヌメリ感がある。源泉が流れ出る部分の岩が茶色く変色していたので若干の金気が含まれているようである。
他にはミルキー風呂なるものが珍しくて面白かった。この湯は白い色をしており、入浴剤を入れているかのように思うがそうではなく、お湯に溶け込ませた非常に細かい炭酸ガスの泡が白濁しているように見えるのである。このミルキー風呂にはテレビが設置してあり、温泉浴槽よりもこちらの方に人が集まっていた。
余談ではあるが、極楽湯は直営店とフランチャイズがあるがここ吹田店はフランチャイズ。運営する会社は自動車用ワックスでお馴染みのソフト99の関連会社でこの会社が運営する店舗は他に東大阪店、枚方店、尼崎店がある。この4店舗の源泉名は全て「つくもの湯」と名付けられているがこの名前の由来は会社名にちなんで、「つくも=九十九=99」であると思われる。
吹田店の料金は他の極楽湯と比較すると高めの設定である(非会員700円)。だが、近畿の10店舗の極楽湯に全て行った中で泉質や設備の面でこの吹田店が一番優れていると思う。なにより、源泉風呂がある点がポイントが高い。0人が参考にしています