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投稿日:2021年7月23日
氷見の里山に湧くウグイス色の良泉… (湯の里いけもり)
きくりんさん [入浴日: 2020年10月21日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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氷見の里山に湧くウグイス色の良泉
氷見市の少し内陸に入った里山風景が広がる地に佇む、客室数が15室もある大きめな温泉民宿。以前、「旅の手帖mini 達人の秘湯宿」という本のベスト64軒にも選ばれたことがあるのだとか。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
大きな看板が出ているわけでもなく、田舎の親戚の家に遊びに来たような雰囲気。入浴料500円は、玄関を入ってすぐの受付で。玄関から左手奥へと廊下を進み、大きな置き時計のある突き当たりを左折すると男女別の大浴場。男湯は、赤い自販機の左側です。
棚にプラ籠とコインレスロッカーがある広い脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、手前と左側に8人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティはナチュラルハーブ系です。
右側に9人サイズのタイル張り石枠内湯があり、うっすら緑褐色がかった透明のナトリウムー塩化物泉(源泉名: 氷見有磯温泉)が満ちています。泉温36.5℃を加温して、43℃弱位で供給。肌がスベスベする浴感です。加水なし、一部循環・濾過有りですが、塩素臭は気になりません。
続いて、外の露天風呂へ。屋根付きの回廊を歩いた先に、9人サイズの岩風呂。こちらは気温が低い日にボイラーで加温ありですが、かけ流しにされています。日本温泉協会の温泉利用証も掲示され、源泉4・新湯注入率3以外はオール5という、なかなかの良泉。この日の湯温は41℃位でした。湯口には観音様が置かれて、口に含むと少ししょっぱい。巨石を配した広い庭園を眺めつつ、しばらく貸切状態でまったりできました。
これまで、氷見の温泉宿というと海沿いに建つイメージでしたが、こちらは里山に一軒だけポツンとある静かな隠れ宿。いつかは宿泊して、氷見の旬の幸と地酒にも酔いしれてみたいものです。
主な成分:ナトリウムイオン1006mg、リチウムイオン0.26mg、カルシウムイオン38.7mg、マグネシウムイオン1.32mg、鉄(II)イオン0.92mg、ストロンチウムイオン0.95mg、アンモニウムイオン4.36mg、塩素イオン1467mg、硫酸イオン106mg、臭素イオン3.00mg、フッ素イオン4.60mg、炭酸水素イオン282mg、メタケイ酸61.5mg、メタホウ酸20.1mg、遊離二酸化炭素3.2mg、成分総計3018mg
※なお平成21年の分析書だったので、そろそろ更新かも知れません。16人が参考にしています