長湯温泉のシュワシュワ炭酸泉でラムネの気分を味わいます?!
[大分県] ラムネ温泉館
今回の温泉探訪記ガイドはこの人
神奈川県在住の温泉ソムリエブロガー。
2歳の女の子ママとして、子連れ温泉旅行を楽しんでいます♪
長湯温泉は大分県久住山麓の丘陵地に沸き、「飲んで効き、長湯して効く、胃腸心臓に血の薬」と昭和初期に松尾博士に讃えられた炭酸泉で有名な温泉地。
その長湯温泉で全国でも貴重な炭酸泉を味わえるのが、大丸旅館の外湯「ラムネ温泉館」(10:00~22:00 500円 ※宿泊者は無料)です。
42℃の内湯と32℃の露天風呂
大浴場には42℃の内湯(炭酸が溶けた土類イオンのにごり湯)と32℃の露天風呂(泡付きの炭酸泉)、外にはサウナとシャワールームがあります。真冬にいきなり露天に入ると寒いので、内湯やサウナで十分に温まってから水風呂代わりに利用するのがおすすめ。
32℃の温泉は体感としては冷たく、奥に1ヶ所ある湯口のみ少し温かい程度。そして、湯口の近くは小さな銀の粒が一瞬で身体につくほどの炭酸を感じることができます!腕にも足にも泡が付く様子は、まるでラムネ水の中に入ったかのような気分です。
浴槽はかなり大きいのですが、湯口の対角は温度も炭酸も段違いなので、できるだけ湯口付近をキープしていました。
ラムネ温泉の遊離炭酸は1,380mgと療養泉レベルで、顔をつけたら炭酸で唇がピリピリと刺激を感じました。しかし、湯上り後は肌がツルツルになるのですぐに効果が感じられます。
32℃では20分じっくりつかっていてもなかなか温まらないと思っていましたが、出てみると腕や胸元がまばらに赤くなっていました。これは血行がよくなっている証拠で、その後は足先までポカポカと温かく、温まりはその後長時間続きました。
家族風呂もあります
ラムネ温泉館にはいくつか家族風呂(60分 2,000円)があり、大丸旅館宿泊者は半額で利用できます。
こちらも42℃と32℃の浴槽がありますが、泡付きは大浴場よりは弱いそうです。
中庭の飲泉所
中庭には飲泉所もあります。
炭酸ガスは胃腸の働きを活発にして水分の吸収をよくするので、温泉を飲むことにより胃腸病・肝臓病・便秘、利尿効果により痛風・尿管結石・膀胱炎・糖尿病・慢性胃腸炎に効果があります。(1回100~200cc、1日200~1,000ccが適量)
湯上り後は美術鑑賞
ラムネ温泉館の2階は、文豪川端康成と高田力蔵画伯ゆかりのギャラリーになっています。
長湯温泉とも縁深い高田力蔵画伯の久住山を描いた作品をはじめ、高田画伯に招かれて竹田~久住を周遊した文豪川端康成の書などの常設展示もあるので、湯上りに鑑賞して帰りました。
■ 源泉:ラムネ1号泉
■ 泉質:含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉(低張性・-・低温泉)
■ 泉温:32.3℃(気温-℃)
■ 湧出:毎分184L(自然湧出)
■ 濃度:-
■ 総計:3.662g/kg(メタケイ酸158.0mg、遊離炭酸1,380.0mg)
■ 形態:加水× 加温× 循環× 消毒×