泡付き・ツルスベな超フレッシュ炭酸泉!
[青森県] 森田温泉
今回の温泉探訪記ガイドはこの人
東京生まれ。温泉ソムリエ(マスター)。
交通事故の後遺症のリハビリで湯治を体験し、温泉に目覚める(知床にて、車でヒグマに衝突し頚椎骨折)。現在、総入湯数は1,500以上。
温泉銭湯天国の青森県つがる市。車で10分走れば、2、3軒は温泉を発見できます。今回ご紹介する「森田温泉」は、前回ご紹介した「光風温泉」
(http://onsen.nifty.com/goshogawara-onsen/onsen011343/treport/151130667647/)
から、5キロ弱。車なら10分かからないという、驚きの近距離に位置します。こちらも「光風温泉」と並び、つがるを代表する名湯です。
民家にしか見えない外観
つがる市森田の県道沿い。幹線道路から1本入った、静かな住宅街の中にある「森田温泉」。自己主張もなく控えめな外観は、昭和を感じる民家にしか見えません。注意していないと、素通りしてしまいそうなくらい、ひっそり佇んでいます。ですが、最寄りの五能線・陸奥森田駅からは、徒歩約3分。目の前の県道にはバス停があり、意外にもアクセスは良さそう。ほとんどの方は車利用ですが、公共交通機関でも楽に行けそうです。
館内もほぼ民家!
「森田温泉」の看板以外、ほぼ民家な外観。館内に入ると、外観同様、ほぼ民家です。モダンで洋風なフローリングの床と、板張りの壁は、昔遊びに行った、近所の友達の家のよう。あのころの無邪気なワクワク感を想い出しました。
そんな郷愁に浸っていると、受付の気さくなお姉さんが対応してくれます。入浴料金は300円。やはり地方はリーズナブル。この金額なら毎日通いたくなります。
昭和レトロなタイル張りの浴室
浴室は男女別の内湯のみ。浴槽はそれぞれひとつずつのシンプルなつくりで、昭和の香りプンプンのレトロなタイルが、良い雰囲気を醸し出しています。浴槽は、4人入ればいっぱいの大きさ。そんな浴槽には容赦なく源泉が注ぎ込まれ、ジャバジャバと音を立てています。浴槽の大きさに見合わな過ぎる大量投入で、床までザーザーとお湯が流れ、ついついトド寝したくなります。
泡付き・ツルスベ炭酸泉がかけ流し!
泉質は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。湯温42.5度と奇跡的な適温で、加水も加温もないかけ流しでの利用です。
ドバドバと勢い良く注がれる源泉は、新鮮な金気とほのかなモールに炭酸の香り。飲んでみると、しっかり塩ダシ味と、はっきり炭酸を感じるフレッシュな飲み口で、ガブガブいけます。入ると細かい泡付きが確認でき、肌触りはツルツルスベスベ。遊離二酸化炭素含有量は、200ミリグラムほどですが、超新鮮なここのお湯は、はっきりと炭酸を感じることができる貴重な温泉です。ちなみに、カランも温泉。超新鮮な炭酸泉を、頭皮からも感じることができます!