銭湯というと古くてシンプルに湯舟が一つ、富士山の絵にケロリン桶。
[東京都] 改正湯
今回の温泉探訪記ガイドはこの人
宮城の湯治場や東京の老舗銭湯で修行を積んだ現場を経験した風呂マニア。
風呂上りの一杯を究める会など、風呂の素晴らしさを知ってもらうべく奮闘中です。
銭湯というと古くてシンプルに湯舟が一つ、富士山の絵にケロリン桶。
そんなイメージが強いかたも多いのではないでしょうか。
今回は2011年12月に改装オープンした銭湯「改正湯」をレポートします。
改装した銭湯…とても興味深いですね。
湯舟の壁面では泳いでます
富士山の絵を確認します。ここ改正湯では改装前から外国のタイル絵です。
その下にはなんと、水槽があります。壁に水槽が埋め込まれているのです。
金魚や鯉が泳いでいます。レアな魚も隠れています。ぜひ探してみてください。
ここの絵は静止画ではなく、もはや動画です。
有数の黒さ
大田区は都内でも温泉銭湯の多い地域です。
黒湯という真っ黒な温泉が湧出します。
黒さはコーヒーに近く、手首あたりまで浸すと指先が見えないほどです。
成分を見ると、炭酸水素が豊富。美肌の湯です。
黒と白の最新設備
改装後は、微細気泡風呂(シルク湯)、炭酸泉を導入しています。
この時点で冒頭の設備がシンプルというイメージは完全に崩壊しました。
そのうえ炭酸泉は普通の炭酸泉ではありません。
黒湯に炭酸をとけこませ、黒湯炭酸泉を誕生させました!
左端に少し写っているのがシルク湯、中央が黒湯炭酸泉です。
最新でもアレは健在
私たちのイメージとは大きく変わり、最新の設備が導入されていました。
しかしケロリン桶は健在です。最新設備の湯船に浸かり、水槽を眺め、桶の「かっこ~~ん」に耳を傾ける入浴なんて、いいんじゃないでしょうか。