近くの銭湯やスーパー銭湯で手軽な温泉入浴が楽しめるようになりました。
[宮城県] 旅館大沼
今回の温泉探訪記ガイドはこの人
宮城の湯治場や東京の老舗銭湯で修行を積んだ現場を経験した風呂マニア。
風呂上りの一杯を究める会など、風呂の素晴らしさを知ってもらうべく奮闘中です。
近くの銭湯やスーパー銭湯で手軽な温泉入浴が楽しめるようになりました。
一方で都会の喧騒から離れた湯治場の価値もどんどん上がっている気がします。
湯治場として賑わった温泉地、東鳴子温泉の「旅館大沼」をレポートします。
予想外の湯治場立地
湯治場というと山深い温泉地を想像するかもしれません。
目的地の「旅館大沼」は陸羽東線、鳴子御殿湯駅から歩いてなんと5分程度。
ものすごく近いです。
8つの浴室と2つの源泉
旅館大沼のウリは8つの浴室です。うち6つは貸切で利用できます。
日帰り入浴では混浴の大浴場、女性専用浴室、家族風呂の3つに入れます。
東鳴子温泉の源泉と、自家源泉の2つを楽しむことができます。
特に自家源泉は純度の高い重曹泉で、肌の汚れを洗い流してくれます。
宿泊の特典は離れの露天風呂
旅館大沼には是非宿泊していただきたいです。
というのも、宿泊者しか入れない離れの露天風呂があるのです。
チェックイン時に時間帯を予約して、宿のかたが車で送迎してくれます。
到着した先の門をくぐり、小さな小屋に入ると…
湯治場の温泉力!
「おおっ!」思わず声が出てしまいます。
露天風呂という概念とは違います。山が風呂なのです。
まわりは非常に静かで、これこそ都会では体験できないことです。
湯治場は想像以上に贅沢な空間なのです。