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投稿日:2018年1月14日
昨年秋に営業再開 (伊豆・ぬる湯の名湯 源泉駒の湯荘)
きくりんさん [入浴日: 2017年7月19日 / 2時間以内]
44.0点
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伊豆の国市奈古谷の山間を流れる沢沿いに佇む、自然に囲まれた日帰り温泉施設。昭和52年にオープンし、温泉宿として以前は宿泊も受付けていましたが、その後は日帰り入浴のみの営業へ。そして、惜しまれつつ昨年8月末に(当初より1ヶ月延長して)閉館したものの、経営者が変わって昨年11月28日から現在の名称「源泉駒の湯荘」として営業を再開しています。まだ一時閉館前の「駒の湯源泉荘」だった頃(こちらの名称の方が馴染み深いですが)、閉館前にあのぬる湯の名湯に浸かっておかねばと、平日の午前中およそ11年ぶりに利用して来ました。
入浴料500円(当時の80分料金)は、玄関を入ってすぐのフロントで。この時、入館時間を書いた入浴券をもらうシステムです。当時は45分で350円の行水コースがあったのですが、ゆっくり浸かる為にあえて長めのコースを選択。現在は公式HPを見ると、1時間・3時間・1日コースの設定で、料金も少し値上げしているようですね(お得な夜券もあり)。
左手に歩いた廊下の突き当たりに、男女別の大浴場(内湯)があります。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーもあり。浴室に入ると、右側手前すぐの所に飲泉口。口に含むと、微かに温泉臭がして円やかな味がします。その隣に、5人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、リーブルアロエです。
窓際に、5つのタイル張り石枠内湯が弧を描くように並び、いずれも無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 駒の湯3号泉 奈古谷16号)が、加水・消毒せず(浴槽・洗い場は清掃後に塩素系薬剤使用)かけ流しにされています。泉温39.4℃を、浴槽毎に湯温を変えて(高温浴槽のみ加温して)供給。5槽のうち両サイドが低温浴槽で、左側の6人サイズと右側の5人サイズ(弱いジェット水流付)が、いずれも37℃位。不感温度帯に近く、真夏ならまったりするのに丁度いいぬる湯です。真ん中の3人サイズの源泉浴槽と、それにくっ付いた3人サイズの半身浴浴槽は、湯温が38℃位。PH9.0ながら、やや肌がスベスベする浴感です。右から2番目の3人サイズの高温浴槽のみ、40℃位に加温。上がり湯に使いました。
一度服を着て、続いて外の露天風呂へ。大浴場手前の廊下のドアを開け、階段を下りていった先にあります。棚にプラ籠が並ぶ、簡易的な脱衣場。手前に6人サイズの岩風呂があり、手前の2人サイズと奥の4人サイズに板で仕切られています。小さい方が加温され39℃位、大きな方は37℃位で供給。源泉温度の方でまったりしていたら、アワ付きも見られました。
下に5人サイズの岩風呂があり、こちらは薬草風呂。この日は、ヨモギの葉が袋に詰めて浮かべられていました。その先に、2人分の打たせ湯。水圧が弱くて、ちょっと物足りない印象。
とはいえ、この露天風呂は自然の傾斜を利用した野趣溢れる造り。沢の流れにも癒されます。この日は一番風呂でしばらく貸切状態だったのですが、露天風呂が撮影禁止だったのは残念。まあ仕方ないのでそこは気にせず、久しぶりのぬる湯を時間ギリギリまでゆっくり堪能しました。
主な成分: ナトリウムイオン41.2mg、カルシウムイオン6.1mg、アルミニウムイオン0.1mg、炭酸水素イオン24.4mg、炭酸イオン13.5mg、水酸化物イオン0.2mg、塩化物イオン13.0mg、臭化物イオン0.1mg、硫酸イオン45.7mg、メタケイ酸33.5mg、成分総計0.180g21人が参考にしています
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