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投稿日:2016年10月14日
伊香保温泉の美宿 (お宿玉樹(おやどたまき))
きくりんさん [入浴日: 2016年3月23日 / 2時間以内]
44.0点
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33.0点
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44.0点
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伊香保温泉の石段街入口近くの斜面に佇む、昭和29年に開業した純和風旅館。本館の他、北館と南館、新館からなる、大型旅館でもあります。平日の午前中、日帰り入浴して来ました。
館内はお香の香りが漂い、全館畳敷きで和の情緒を演出。入浴料1500円(貸タオル大小付)は、フロントで払います。左手のラウンジ「樹あかり」の奥へ廊下を進み、大浴場「榛栗(はしばみ)の湯」へ。もう一つの大浴場「玉伊吹の湯」が女湯で、夜8時に男女入替りになるのだとか。入口には、無料のマッサージ機も設置されています。棚に籐籠とコインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、入口近くに4人分、サウナ手前に5人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、POLA社製の高級そうなものです。
右手に、12人サイズの石造り木枠内湯があり、茶褐色に濁ったカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉[源泉名:総合湯(混合泉)]、いわゆる「黄金の湯」がかけ流しにされています。源泉41.6℃を42℃位に加温。PH6.3で、さらりとして少しキシミのある浴感。加水なしですが、衛生管理のため銀イオン、オゾン滅菌しています。口に含むと、鉄臭はせず無味。茶色の細かい湯の花が、浮いていました。
続いて、右奥の半露天へ。8人サイズのタイル張り石枠浴槽で、こちらは温泉法第二条該当泉[源泉名:伊香保温泉(西沢ノ湯1号・3号・4号の混合泉)]、いわゆる「白銀の湯」が満ちています。メタケイ酸の項で該当。源泉15.5℃を、42℃位に加温。PH6.0で、肌がスベスベする浴感。口に含むと、無味で弱塩素臭。ガラス張りで石段から丸見えかと思ったら、特殊加工で外からは見えにくいのだそう。遠く山々を一望できました。
脱衣場に戻り、左手にあるもう一つの露天風呂へ。屋根付の5人サイズの樽風呂で、こちらも「白銀の湯」を使用。湯温は41℃位。囲まれており、景色は見えません。日帰り入浴オープン直後だったので、しばらく貸切状態でまったりできました。
脱衣場に掲示されている分析書は、「黄金の湯」の分しかなく、しかも平成9年の古いもの。他の宿で拝見した数値を、参考までに載せておきます。
源泉名:総合湯(混合泉)"黄金の湯"
主な成分: ナトリウムイオン115mg、マグネシウムイオン30.8mg、カルシウムイオン138mg、鉄(II)イオン7.34mg、マンガンイオン1.48mg、ストロンチウムイオン0.39mg、フッ素イオン0.1mg、塩素イオン127mg、硫酸イオン313mg、炭酸水素イオン278mg、臭素イオン0.3mg、メタケイ酸181mg、メタホウ酸8.0mg、遊離二酸化炭素174mg、成分総計1.39g
源泉名:伊香保温泉(西沢ノ湯1号・3号・4号の混合泉)"白銀の湯"
主な成分: ナトリウムイオン8.82mg、マグネシウムイオン4.48mg、カルシウムイオン32.2mg、鉄(II)イオン0.03mg、マンガンイオン0.08mg、塩素イオン3.2mg、硫酸イオン38.3mg、炭酸水素イオン85.6mg、硝酸イオン1.5mg、メタケイ酸66.1mg、メタホウ酸0.4mg、遊離二酸化炭素132mg、成分総計0.37g11人が参考にしています
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