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地下鉄西田辺駅から西へ。しばらく行きますと、教会が見えてきますのでそこを左折しますと100mほどで右手に見えてきます。住吉区と阿倍野区の境界付近に立地していまして、1.5m西側は阿倍野区です。堂々としたファサードです。
番台式で脱衣所は普通サイズ。雪印の冷蔵庫があり。読み物は週刊文春が3週間分ほどありました。また、脱衣所内にサウナがありまして、そのサウナの屋根は見事な瓦葺です。ちょっと凄いセンスかなと。バスタオル持参すれば無料で楽しめるのもいいです。
浴室は福井工務店というところの仕事だそうです。ちょっと耳馴染みのないところです。入り口側は右手にバイブラつきの電気風呂、左手に水風呂が配置されています。メインは中央の「階段風呂」でして、湯は座浴ジェット→浅風呂(40℃)→深風呂(41℃)と流れ落ちてきて、最後は専用の回収口に消えていきます。ですから浮遊するゴミ類は全部排出されるのできれいに使えます。時々新しい水が投入されています。あと、深風呂は温度が安定しないといいますか、底部の湯口から時折焼き焼きの湯が入ってきまして、これは往生しました。塩素臭は弱めです。奥には入浴剤入りの寝風呂がありまして、「中将湯」という漢方系の入浴剤が使用されているそうです。薬草入りの袋が浮んでいました。いい香りです。看板を見ますと、世田谷区世田谷1丁目にある会社から購入しているそうで、確かに関西ではあまり聞かないブランドなわけです。奥の壁には兼六園をモチーフにした見事なタイル画がありました。こちらの方も石川県の関係者でしょうか。
毎日のお風呂という点で見れば文句なしのところかなと思います。白湯の状態もいいですし、入浴剤も魅力的。サウナも無料で楽しめる良心的なところかと。経営者さんは40代後半、多分私と同年代と見えまして、こちらの業界ではまだまだ若手のはず。是非若い方の感性を活かしたお店であり続けてほしいところです。7人が参考にしています