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地下鉄西田辺駅の3番出口を出まして、あびこ筋を北上します。昭和町4の交差点を左折し、しばらく行ったところにあります。2~4階がマンションになっている変わり種です。上がアパートというのはよくあるのですが、結構しっかりしたマンションでした。煙突は中細タイプです。
番台式で脱衣所は普通サイズ。スポーツ紙、漫画雑誌、ドリンク冷蔵庫があります。そしてここの脱衣所には「森林浴発生器」なるものが。ついに森林浴まで機械が作る時代になったのかと、いやいや森林浴を「作る」って何だ? 頭の中にクエスチョンマークがいくつか出てきたのですがここは大阪。構わずスルーが吉かと。
気を取り直して浴室へ。ビル型銭湯によく見られる構造と言いますか、屋根が低くて湿気がこもりやすくなっていました。そして浴槽のステップがちと高いです。大阪は、浴槽の淵に段がついていることが多く、年配の方にはここに腰かけて浴槽の湯を汲みだしつつ身体を洗うというのも一定割合で存在していたりします。そのステップがちょっと高いですね。足が弱い人は往生しそうです。浴槽はバイブラ、深風呂、座浴、電気風呂と続き、目立つところに円形の浴槽が。これがいわゆる「人間洗濯機」というレアなものでして、浴槽に一定方向の水流を作り、それにしたがってぐるぐる回ると。縦型の洗濯機のイメージです。そこまで水流が強いわけではないので、目が回る感じではなく、まあ水流に逆らえばダイエット効果もあるかもしれません。奥には密室のラドン浴。森林浴発生装置はラドン発生装置だったのかも。それから水風呂とスチームサウナもありました。のスチーム、珍しくかなりの高温です。湿気と相まって、汗の出がよかったです。
近代的ながら一風変わったところがあるのが魅力ですかね。湯は消毒臭も控え目で入りやすかったですし、近所にあれば日常のお風呂として楽しむのもありかと思います。話のタネに人間洗濯機を経験してみるというのも面白いかもしれません。5人が参考にしています