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投稿日:2014年8月3日
大正時代の建築で (龍城温泉(閉館しました))
鸚鵡鮟鱇さん [入浴日: 2014年6月12日 / 2時間以内]
22.0点
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名鉄の岡崎公園前駅、愛知環状鉄道の中岡崎駅から少し北に歩いていきますと10分ほどで見えてきます。国道1号線の北、大きな図書館の川向かいに位置しています。木造の黒い建物で、話によりますと大正8年の建築とのこと。そろそろ100年になるのではないかしら。玄関先の松の枝ぶりも素晴らしいです。
番台式で脱衣所は普通サイズ。オロナミンCの冷蔵庫、漫画単行本、おかまドライヤーなんかがあります。あと、脱衣所中央にもう使われていませんが、1人用の簡易サウナがありました。これは珍しいですね。大阪で1か所見た記憶があるくらいです。ロッカーも強力で、近隣の店舗の案内広告がそれぞれに貼られていますが、電話番号が下4ケタのみだったり、「いつのだよぉ」と。それだけ時代を通ってきているわけですね。そうそう、近所の電気店は御健在でした。ナショナルショップだそうです。
浴室もレトロそのもの。こちらは60年ほど前に一度改装したとか。手前に浅風呂と深風呂のセット。浅風呂が42℃ほど。深風呂は44℃ほどです。消毒臭は感知できず。湯温高めでガツンときます。奥に入浴剤入りの浴槽があり、半分は電気風呂(こちらも入浴剤入っています)になっていますが、何とびっくりの46℃!! 足を入れた瞬間悲鳴が出ました。普通入浴剤浴槽はぬる目に調節していることが多いのですが、こちらでは一番スパルタンになっています。入っている人はいませんでしたが、誰か入ったりするんでしょうか。浴室内壁のタイルが細かいものを使っていまして、雰囲気出ていますね。少しだけオレンジのラインを効かせていたりして、改装当時はモダンな感じだったのかもしれませんね。
色々とレトロ系のお風呂を楽しんできたつもりですが、こちらはその中でも横綱、大関クラスのレトロっぷりです。民俗学的な文化財的価値まで考えてしまいそうな、そんなところです。銭湯好きの方には是非入ってもらいたい、そんなところです。湯は熱いので覚悟してどうぞ。11人が参考にしています
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